この記事を読んでいるあなたは、
- 40代でスキルなしだけど起業したい
- 40代からの起業でおすすめのビジネスモデルや職種は?
- 40代から起業する際の流れやコツは?
上記のように考えているかも知れません。
この記事ではそんなあなたに向けて「40代スキルなしでも起業できる理由や成功させるコツ」などをお伝えしていきます。
40代スキルなしで起業するならフランチャイズに加盟するのがおすすめです。
サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
|
公式サイト | |
|
公式サイト | |
|
公式サイト |
40代スキルなしでも起業できる?遅くない?
40代でスキルなしでも、起業して成功できる可能性は大いにあります。
実際に、日本政策金融公庫の「2019年度新規開業実態調査」アンケートでは、開業時の年齢は40代が36%と最も高い結果となっています。
開業時の年齢は「40歳代」が36.0%と最も高く、次いで「30歳代」が33.4%を占めている。開業の主要な担い手は「40歳代」「30歳代」である。
出典:https://www.jfc.go.jp/n/findings/pdf/topics_191122_1.pdf
開業時の年齢は、2013年以降7年連続で上昇しており、2021年には36.9%、2023年時点でも右肩上がりに上がり続けています。
更に、国内で起業する人の平均年齢も43.5歳となっており、まさに起業する人の多くが40代であることがわかります。
40代で起業する人が多い理由としては、キャリアで培った経験や人脈、知識を最大限に活かすことができる年代であり、起業資金準備もしやすいということが挙げられます。
よって、40代での起業が遅いということは全く、むしろ人によってはベストタイミングになり得ます。
40代スキルなしでも起業がしやすくなっている理由
40代スキルなしでも起業がしやすくなっている理由は、以下の通りです。
- 大金がなくてもできるビジネスが増えたため
- SNSやインターネットで起業に関する情報を得やすいため
- ネット上で完結できる仕事が増えたため
それぞれ解説していきます。
大金がなくてもできるビジネスが増えたため
40代スキルなしでも起業がしやすくなっている理由は、大金がなくてもできるビジネスが増えたためです。
大金がなくてもできるビジネスの例は、以下の通りです。
- イラストレーター
- フォトグラファー
- ブロガー
- webライター
- プログラマー
- ネット物販
- 講師業
- コンサルタント
イラストレーターやフォトグラファーなどは、パソコンとイラスト用ソフト、カメラがあれば始められるビジネスであり、起業資金は多くかかりません。
また、ブロガーやwebライターに至っては、パソコン1台で始めることができるビジネスです。
上記のように、起業する際に大金がなくても始められるビジネスが増えたことが、40代スキルなしでも気軽に起業できる理由となっています。
SNSやインターネットで起業に関する情報を得やすいため
40代スキルなしでも起業がしやすくなっている理由として、SNSやインターネットで起業に関する情報を簡単に得られることが挙げられます。
インターネットが普及している昨今、起業に関するノウハウなどはGoogle検索やYouTube動画などで簡単に手に入る時代です。
そのため、実際に起業した人の情報を閲覧することも可能で、有益な情報を集めることができます。
また、情報を得た後は、SNSで世界中に自分のビジネスを宣伝することも可能であり、近年の起業へのハードルはどんどん低くなっています。
SNSやインターネットを駆使して起業に関する情報を得たり発信したりできるため、スキルや才能がなくてもビジネスを始める人が増えています。
ネット上で完結できる仕事が増えたため
40代スキルなしでも起業がしやすくなっている理由として、ネット上で完結できる仕事が増えたことが挙げられます。
ネット上で完結できる仕事には、以下のようなものがあります。
- webサイトの運営
- webデザイン
- 動画編集
- ネットショップ
- プログラミング
- イラストレーター
- フォトグラファー
webサイトの運営やwebデザインは、パソコン1つあれば作成から発信までネット上で行うことができるビジネスです。
また、動画編集やプログラミングなども同様であり、自宅にいながら仕事を進めることができます。
ネット上で完結できる仕事が増えたことにより、40代スキルなしでも起業する人が増えてきています。
40代スキルなしでも起業を成功させるコツ
40代スキルなしでも起業を成功させるコツは、以下の通りです。
- 起業の前に副業でスキルを身につける
- 成功までの目標やステップを明確にする
- リスク管理を怠らない
それぞれ解説していきます。
起業の前に副業でスキルを身につける
40代スキルなしでも起業を成功させるコツ1つ目は、起業の前に副業でスキルを身に付けることです。
特にスキルがなくても起業することは可能ですが、準備もなく今の仕事を辞めていきなり独立するのはリスクが大きすぎます。
仮に起業できたとしても、生活できるほどの稼ぎをすぐに得られる保証がありません。
起業を考えている場合は、まずは会社員を続けながら副業として興味のある仕事にチャレンジすることをおすすめします。
副業を通して必要なスキルを身に付け、自信が付いたら本格的にビジネスの勉強を始めることで、効率よく起業の準備を進めることができます。
成功までの目標やステップを明確にする
40代スキルなしでも起業を成功させるコツ2つ目は、成功までの目標やステップを明確にすることです。
成功までの目標とは具体的に「いつまでにいくら稼げるようになる」などです。
ここまでくれば成功だと感じられる目標を明確にすることで、そこに向かうまでに何を行えば良いのかが分かりやすくなります。
成功までのステップを事前に確認することで、自分のビジネスビジョンを正確に捉えることができます。
リスク管理を怠らない
40代スキルなしでも起業を成功させるコツ3つ目は、リスク管理を怠らないことです。
起業する際には、お金や雇用の問題など、様々なリスクが発生します。
具体的な起業のリスクは、以下の通りです。
- 収入が安定しない
- 時間の制約を受けることになる
- 運転資金の調達が必要
- 雇用を維持しなければならない
- 従業員とトラブルになる
時間の制約や従業員とのトラブルなど様々ありますが、起業する際に避けて通れないのがお金に関するリスクです。
特に運転資金の調達が困難になる場合が多く、この部分をどうクリアするかを事前に確認しておくことが最も大切なリスク管理と言えます。
40代スキルなしでの起業におすすめのビジネス
40代スキルなしでの起業におすすめのビジネスは、以下の通りです。
- フランチャイズ加盟
- オンライン教室
- インターネットビジネス
それぞれ解説していきます。
フランチャイズ加盟
40代スキルなしでの起業におすすめのビジネスは、フランチャイズに加盟することです。
フランチャイズとは、事業本部が加盟店と契約を結び、ロイヤリティを支払うことでサービスの販売権などを得られるビジネスのことです。
フランチャイズは元々ビジネスモデルが完成されているため、1から自分でビジネスを構築する必要がなく、失敗のリスクを減らすことができます。
よって、失敗のリスクが低いフランチャイズへの加盟は、家族や子供の生活を守らなければならない40代に特におすすめのビジネスと言えます。
具体的なフランチャイズの事業は、以下の通りです。
- コンビニ
- 焼肉屋
- 居酒屋
- カフェ
- 弁当屋
- パン屋など
フランチャイズのイメージが強いコンビニの他にも、居酒屋やカフェなど様々な事業を展開することができます。
おすすめのフランチャイズサービスは、以下の表の通りです。
サービス名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
|
公式サイト | |
|
公式サイト | |
|
公式サイト |
オンライン教室
40代スキルなしでの起業におすすめのビジネスは、オンライン教室です。
オンライン教室とは、自宅にいながらオンラインで自分の得意分野を生徒に教えるというビジネスです。
オンライン教室の一番のメリットとしては、スタート時に多額のお金が必要ないという点です。
オンライン教室の具体例としては、以下のような講座があります。
- アプリ制作
- プログラミング
- webデザイン
- 起業方法
- ブログ収益
- HP制作
- ギター
- ピアノ
- 英語
- 整体
- ヨガ
- ネイル
- メイク
場合によっては講座を配信できる部屋とパソコンがあれば完結するビジネスであり、特別なスキルも不要なため、40代スキルなしの起業に特におすすめのビジネスと言えます。
インターネットビジネス
40代スキルなしでの起業におすすめのビジネスは、インターネットビジネスです。
インターネットビジネスとは、パソコンやスマホなどの機器があれば始められるビジネスの総称であり、初期費用や固定費があまりかからない点が最大のメリットです。
コスト面のメリットが多いことから、40代で特別なスキルがなくても起業しやすいビジネスの一つと言えます。
インターネットビジネスの中でも、特に初心者におすすめのビジネスは以下の通りです。
- アプリ開発
- webデザイン
- ライティング
- データ入力
- SNS運用
- 動画編集
アプリ開発やwebデザインなど、ある程度の知識があれば始められるビジネスが多く、40代で起業したいと考えている人に特に人気となっています。
パソコンやスマホの知識に自信がある人は、是非インターネットビジネスを検討してみてはいかがでしょうか。
40代で起業するメリット
40代で起業するメリットは、以下の通りです。
- 前業界での知識や経験を活かせる
- 資金調達しやすい
- 人脈を活用できる
それぞれ解説していきます。
前業界での知識や経験を活かせる
40代で起業するメリットは、前業界での知識や経験を活かすことができる点です。
40代と言えば社会人歴が20年以上になる場合が多く、基本的なビジネスマナーはもちろん、前業界の知識や経験も豊富です。
更に部下や後輩に教えてきた経験も多いため、広い視野で起業のビジョンを明確に捉えることができやすい年代です。
特に起業する事業内容が前業界に関連している場合、経験を活かせる40代は特におすすめな時期と言えます。
資金調達しやすい
40代で起業するメリットとして、資金調達しやすいということも挙げられます。
一般的に融資は信用が第一となるため、社会人経験の浅い若年層よりも、勤務歴が長い40代の方が融資に通りやすく、資金調達しやすいと言えます。
しかし、40代で融資を受けると返済期間が短く設定されやすいという傾向があることも事実です。
民間の金融機関で借りるのが難しい場合は、行政の補助を調べてみるという手もあります。
人脈を活用できる
40代で起業するメリットとして、人脈を活用できる点も挙げられます。
40代は若手と比較しても、人脈が多い傾向にあります。
これまでの人脈を活かすことで仕事を依頼したり受注したりできるため、特別なスキルがなくても40代の起業は成功しやすいというデータもあります。
若手ビジネスマンにはない大きな資産である人脈を最大限活用し、自身のビジネスを身近な人にサポートしてもらうことも賢い方法と言えます。
40代で起業するデメリット
40代で起業するデメリットは、以下の通りです。
- 失敗した場合のリスクが大きい
- 体力的な負担が大きい
- 新しい技術の習得に時間がかかる
それぞれ解説していきます。
失敗した場合のリスクが大きい
40代で起業するデメリットとして、失敗した場合のリスクが大きいということが挙げられます。
失敗した場合の具体例としては、「再就職が難しい」ということです。
一度会社員を辞めて起業し、ビジネスが上手くいかなかった人を積極的に再雇用する企業は多くありません。
しかも40代を過ぎている場合、更に再雇用のハードルは高くなります。
失敗した場合のリスクが高いことを踏まえると、下準備もないまま会社を辞めて起業することは相当リスクが高い行為となります。
体力的な負担が大きい
40代で起業するデメリットとして、体力的な負担が大きいことも挙げられます。
40代は20代や30代に比べ、体力がないことは明白です。
そのため、できる仕事量が限られる場合が多く、どうしても体力的に無理をしがちです。
早くビジネスを軌道に乗せたいからと言って、焦って無理をしてしまうことで体調を崩し、本末転倒になる可能性もあります。
最悪の場合本格的に身体を壊してしまい、ビジネスを続けることができなくなることも考えられます。
40代で起業する場合は目標やビジョンを明確にし、焦らず確実に成功させられるよう事前に計画を練ってから始めるようにしましょう。
新しい技術の習得に時間がかかる
40代で起業するデメリットとして、新しい技術の習得に時間がかかることが挙げられます。
起業したいビジネスが全くの未経験の場合、新しい技術やスキルを身に付ける必要が出てきます。
40代から新たなスキルを身につけるとなると、20代、30代に比べ習得に時間がかかる場合があり、起業が予定よりも遅れる可能性もあり得ます。
また、計画していたよりもスキル習得にかかる費用が上がることもあり、40代での起業を諦めてしまう人も出てきます。
よって、40代で新しい分野に挑戦したい場合は、スキル習得の時間に余裕を持って計画する必要があると言えます。
40代スキルなしの起業で失敗する人の特徴
40代スキルなしの起業で失敗する人には、以下のような特徴があります。
- 今の環境から逃げ出したくて起業する人
- 家族の理解が得られていない人
- 会計や経営に関する知識がない人
それぞれ解説していきます。
今の環境から逃げ出したくて起業する人
40代スキルなしの起業で失敗する人は、今の環境から逃げ出したくて起業する人です。
具体的には、「満員電車に乗って会社に行きたくない」「苦手な人との付き合いはしたくない」などの理由で起業を考えている場合です。
起業したからと言って、嫌なことが完全になくなることなどあり得ません。
また、今の環境から逃げたいという理由だけでは明確な目標やビジョンを持つこともできないため、失敗してしまうことは明白です。
家族の理解が得られていない人
40代スキルなしの起業で失敗する人は、家族の理解が得られていない人です。
起業は家族の理解と協力が必要であり、家族の理解なしにはうまくいかない場合がほとんどです。
例えば40代の家族持ちの場合、生活費や子供の学費の確保、家事育児の分担など、家族での話し合いは必須項目と言えます。
独身の場合でも、40代を過ぎると親の介護の問題なども出てき始める年代であり、どちらにしても家族の協力は必要となります。
会計や経営に関する知識がない人
40代スキルなしの起業で失敗する人は、会社や経営に関する知識がない人です。
起業できたとしても、会社や経営に関する知識がなさすぎる場合、倒産するリスクは高まります。
スキルや経験がなくても起業はできますが、ある程度の基本的な経営に関する知識は必須と言えます。
また、資金調達方法や税金・会計に関する基礎知識も経営者には必要です。
起業する際は、一般的な経営の仕方やお金に関する基礎知識は一通り身に付けておくことをおすすめします。
40代スキルなしの起業に関してよくある質問
40代の起業に関してよくある質問を紹介していきます。
40代の起業の成功例は?
40代の起業の成功例としては、ジェームズ・ダイソン氏が挙げられます。
サイクロン掃除機で知られるジェームズ・ダイソン氏は、46歳でダイソン社を設立しています。
ジェームズ・ダイソン氏は従来の掃除機に不満を持っていたといい、自分で高性能の掃除機を作りたいという理由で起業しました。
そして、5年以上の時間をかけて理想の掃除機を作り出します。
理想の掃除機を生み出すまでに作られた試作機は5,000以上に上り、成功するかわからない事業に多くの時間を費やしました。
ジェームズ・ダイソン氏はダイソンの掃除機がヒットするまでほとんど収入がなく、家計を支えていたのはパートナーだったと言います。
46歳で起業し、5年以上成果が見られなかったにも関わらず、現在では誰もが知る企業へと成功させたジェームズ・ダイソン氏は、40代の起業の成功者と言えます。
40代で起業すると助成金を貰える?
40代で起業すると、「生涯現役起業支援助成金」がもらえます。
「生涯現役起業支援助成金」は、40歳以上の人が起業し、一定の条件を満たすとかかった費用の一部が助成されるという助成金です。
生涯現役起業支援助成金は平成28年にできた比較的新しい補助金であり、起業後に計画届の認定を受ければもらうことができます。
40歳以上で起業を考えている人は「生涯現役起業支援助成金」の条件を確認し、当てはまる場合は申請するようにしましょう。
40代スキルなしからの起業まとめ
この記事では、「40代スキルなしでも起業できるのか、おすすめのビジネスモデルや流れ、コツやメリット・デメリット」などをお伝えしました。
40代スキルなしでも起業することは可能であり、40代で起業するメリットは多いということがわかりました。
また、40代スキルなしの人におすすめのビジネスとしては、フランチャイズへの加盟やオンライン教室など、失敗のリスクが少なく初期費用が少ないビジネスとなっています。
起業したいけど勇気が出ないという人は、まずは興味のある仕事の副業から始めてみましょう。