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ファクタリングは詐欺で逮捕される?違法行為の事例や安全に利用するためのポイントを解説

ファクタリング 詐欺 アイキャッチ

ファクタリングは、業績赤字でも審査に通る可能性があり、スムーズに現金化が行えることから近年利用者が増えてきています。

しかし、ファクタリング業者の中には違法行為を行う悪徳業者も存在しており、詐欺に巻き込まれるリスクがあります

また、ファクタリングの利用者の中にも、詐欺に該当する行為を行う人も存在し、実際に逮捕者が出た事例も確認されています。

ファクタリングを利用する際は、トラブルに巻き込まれないように詐欺に該当する行為をチェックしておくことが重要です。

この記事では「ファクタリングは詐欺に該当するのか」について詳しく解説します。

「ファクタリングを利用するのが心配」という方や「安全なファクタリング業者を知りたい」という方は、この記事を参考にしてみてください。

この記事でわかること
  • 基本的に、ファクタリング業者を使っても詐欺となることはない
  • ファクタリング詐欺の事例としては「架空債権を作り出す行為、金額を水増しした請求書を作成する行為、債権を二重譲渡する行為」などがある
  • ファクタリング詐欺が発覚すると「詐欺罪」「横領罪」「私文書偽造罪」などの罪に問われる可能性がある
  • ファクタリングを安全に正しく利用するためのポイントとしては「正当な売掛債権を利用する、事前にファクタリングのルールや仕組みを理解しておく、手数料の相場を確認しておく」などが挙げられる
  • ファクタリング詐欺の心配がない安全な業者としては、累計1,300億円以上の買取実績がある「ビートレーティング」や、手数料が業界最安クラスの「QuQuMo」などが挙げられる

※青字をタップすると、記事内の詳細な情報が記載されている見出しに遷移できます。

目次

ファクタリングは詐欺になる?ファクタリング業者は違法?

詐欺

基本的に、ファクタリング業者を使っても、詐欺となることはありません。

ファクタリングとは、個人や企業が保有する売掛債権を業者に売却し、現金化を行う資金調達方法のことです。

債権の譲渡は民法第466条で認められており、違法ではありません

民法 第466条 (債権の譲渡性)

債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りでない。

出典:https://laws.e-gov.go.jp/law/129AC0000000089

ただし、正しい方法でファクタリングを実施しないと、刑法上の詐欺罪に問われてしまいます。

また、ファクタリングサービスの中には悪質なヤミ金業者が運営しているサービスもあり、悪徳企業の詐欺に巻き込まれることもあります。

ファクタリングを検討している方は、ファクタリングのルールを確認し、正しい方法で売掛債権の売却を実施するようにしましょう。

ファクタリング詐欺の事例/ファクタリングが犯罪になる行為

犯罪者

ファクタリングが犯罪になる行為は、以下の通りです。

ファクタリング詐欺の事例/ファクタリングが犯罪になる行為
  • 架空債権を作り出す行為
  • 金額を水増しした請求書を作成する行為
  • 債権を二重譲渡する行為
  • 不良債権を譲渡する行為
  • 回収した売掛金を流用する行為

それぞれ解説します。

架空債権を作り出す行為

ファクタリングが犯罪になる行為のひとつに、架空債権を作り出す行為が挙げられます。

自社の実在しない売り掛け債権(業務の対価として代金を得る権利)を売却し、決済代行会社から約3億4600万円をだまし取ったとして、警視庁は3日、イベント企画会社「INI(アイエヌアイ)」(東京都台東区)の代表、色川渡容疑者(45)=東京都江戸川区=を詐欺容疑で逮捕した

出典:https://www.asahi.com/articles/ASND37SZKND3UTIL03L.html?iref=pc_ss_date_article

架空債権とは、請求書や契約書などを偽造することによって作り出された、実在しない債権のことです。

架空の請求書を作成して不当に現金を得ることは詐欺に該当するため、バレると逮捕されてしまいます

実際に、2020年12月にはイベント企画会社がファクタリング業者に実在しない債権を売却したことから、代表者が詐欺容疑で逮捕されています。

ファクタリング業者は売掛債権の審査を行っており、架空債権を作ってもバレてしまうため、請求書や契約書の偽造は行わないようにしましょう。

金額を水増しした請求書を作成する行為

実際よりも多い金額を記載した請求書を作成することも、犯罪行為となります。

ファクタリングを利用する人の中には、請求書の金額を水増しし、実際より大きい金額で売掛債権を買い取ってもらおうとする人がいます。

請求書の金額を偽造して売掛金の差額を得ることも詐欺行為に該当し、逮捕されてしまうリスクがあります。

また、金額を水増しする際に契約書を偽造した場合は、私文書偽造罪に問われてしまいます。

ファクタリングを利用する際は、事実と異なる金額を報告するのではなく、正確な情報を提出するようにしましょう。

債権を二重譲渡する行為

債権を二重譲渡する行為も、犯罪と見なされてしまいます。

二重譲渡とは、同じ売掛債権を複数の業者に譲渡し、二重に資金を調達する方法のことです。

すでに売却したはずの売掛債権を再び売却することも犯罪に該当し、詐欺罪で処罰されてしまいます。

なお、売掛債権を売却する際に債権譲渡登記が実施されると債権の所有者が可視化されるため、2回目以降に売掛債権を買い取る業者は二重譲渡であるか確認できるようになります。

近年では債権譲渡登記を必須としているファクタリングが増えており、同一債権の複数譲渡が未然に防がれているため、二重譲渡は避けるようにしましょう。

不良債権を譲渡する行為

不良債権を引き渡す行為も、犯罪に該当するリスクがあります。

不良債権とは、売掛先の倒産などによって回収不能になってしまった売掛金のことです。

ファクタリング業者は、将来的に売掛金が支払われる見込みがある債権のみを買取の対象としています

回収できないことを知っていた状態で債権を売却してしまうことは、不正行為に該当します。

また、未回収リスクが極めて高い債権は、ファクタリングの買取対象外となる点に注意が必要です。

回収した売掛金を流用する行為

業者が回収した売掛金を流用する行為は、犯罪に該当してしまうことがあります。

2社間ファクタリングを利用する際、売掛先から支払われる売掛金は、ファクタリングを利用した個人や会社に1度入金されます。

入金された売掛金は回収後にファクタリング業者へ支払う必要があるものの、利用者の中には売掛金を別の支払いに流用してしまう人も存在します

売掛金を流用する行為は、ファクタリングのルールに違反し、横領や詐欺行為と見なされることがあります。

ファクタリングを安全に利用したい方は、回収した売掛金を他の支払いに流用せず、必ず返済するようにしましょう。

ファクタリング詐欺が発覚するとどうなる?どのような罪に問われる?

Sinと書かれた看板

ファクタリング詐欺が発覚すると、以下の罪に問われるリスクがあります。

問われる可能のある罪
  • 詐欺罪
  • 横領罪
  • 私文書偽造罪

架空債権の作成や請求書金額の水増しなどの行為は、詐欺罪や横領罪に該当します。

詐欺罪には罰金刑がなく、法定刑は10年以下の懲役と定められていることから重罪であると言えます。

また、請求書や契約書を偽造した場合は、私文書偽造罪に問われるリスクもあります。

さらに、詐欺を行ったことが周囲にバレると社会的な信用も失われるため、取引の停止や損害賠償問題が発生し、企業の存続が困難になる可能性があります。

ファクタリング業者は、審査時に詐欺行為がないか慎重にチェックしているため、詐欺に該当する行為は行わないようにしましょう。

悪徳企業によるファクタリング詐欺の事例

Example 張り紙

悪徳企業によるファクタリング詐欺の事例は、以下の通りです。

悪徳企業によるファクタリング詐欺の事例
  • 正当な売掛債権を利用する
  • 事前にファクタリングのルールや仕組みを理解しておく
  • 手数料の相場を確認しておく
  • 契約書類の内容をチェックする
  • 審査のない業者や金利を設定している業者の利用を避ける

それぞれ解説します。

給与ファクタリングによる貸し付け

悪徳企業によるファクタリング詐欺の事例のひとつに、給与ファクタリングによる貸し付けが挙げられます。

新型コロナウイルスの感染拡大で生活困窮者が増えると予測されるのに伴い、「給料ファクタリング」と呼ばれる金融取引の被害拡大が懸念されている。給料をもらう権利を業者が買い取る形にして金銭を渡し、後日、手数料名目の莫大な利息を加えた金額を戻させる仕組み。金融庁は「実態は違法なヤミ金業者。絶対に利用してはいけない」と警告する。

出典:https://www.tokyo-np.co.jp/article/16848

給与ファクタリングとは、将来的に受け取る予定の給料を債権として売却し、給料日より前に現金を手に入れる方法のことです。

しかし、給料の債権は譲渡が認められていないため、給与ファクタリングは通常のファクタリングと異なり貸金業に該当します

そのため、貸金業登録を受けていない業者が給与ファクタリングを行うことは違法です。

給与ファクタリングを行う業者の多くは実態がヤミ金業者であり、法外な買取手数料を要求することが問題となっています。

詐欺業者に騙されるリスクを抑えたい方は、給与ファクタリングを行っている業者を避けるのが賢明と言えます。

法外な金利・手数料による貸し付け

悪徳企業の中には、ファクタリング業者になりすまし、法外な金利や手数料で貸付を行っていた業者も存在します。

中小企業に法外な金利で金を貸し付けたなどとして、警視庁は、一般社団法人「ハートフルライフ協会」(東京都中央区)の幹部ら男6人を貸金業法違反(無登録営業)と出資法違反(超高金利)の疑いで逮捕し、5日発表した。

出典:https://www.asahi.com/articles/ASP253V2VP25UTIL007.html

2021年2月、一般社団法人の「ハートフルライフ協会」がファクタリング業者と偽り、貸金業登録をせずに総額1億3千万円の融資を行ったことが明らかになりました。

ハートフルライフ協会が受け取った利息は、法定金利の8倍から34倍に相当する計約3千万円に達すると言われています。

貸金業登録を受けていないヤミ金業者は、法定金利の範囲外で金利を設定するため、過剰な金利や手数料を要求することが一般的です。

ファクタリング業者を利用する際は、検討している業者がヤミ金業者ではないかチェックしておきましょう。

事前の説明と異なる内容での貸し付け

ファクタリング業者の中には、事前の説明と異なる内容での貸し付けを行う業者も存在します。

会長は約320万円の売掛債権を業者に譲渡する一方で、同じ業者から20万円を借り入れた。利息を含めて31万円を返済したが、債権は結局、業者の求めで会長側に戻ることになったという。

業者は債権の購入代金を支払っておらず、府警生活経済課は一連の取引について、債権を担保にした無登録での違法な貸し付け行為だったと判断。同じグループのメンバーが複数の中小企業を相手に、同様の手口による貸し付けを繰り返したとして、今年1月以降、14人を貸金業法違反などの疑いで逮捕した。

出典:https://www.nikkei.com/article/DGXLASHC14H3E_Q7A830C1AC8000/

2017年、ファクタリング業者と偽り、貸金業の登録を受けていない業者が違法な貸し付けを行ったとして、悪徳グループの14人を貸金業法違反などの疑いで逮捕しました。

逮捕されたグループは、売掛債権の買取金額を利用者に支払わず、貸し付け金額の20万円に利息を含めた31万円を受け取ったと言われています。

悪徳企業を利用すると、利用者がファクタリングの契約を結んだと思っていても、実際には融資の契約が交わされることがあります

ファクタリング契約を結ぶ際は、契約書に目を通し、金額や利息などの項目をよく確認するようにしましょう。

ファクタリングを安全に正しく利用するためのコツ・ポイント

女の人 ポイント

ファクタリングを安全に正しく利用するためのコツ・ポイントは、以下の通りです。

ファクタリングを安全に正しく利用するためのコツ・ポイント
  • 正当な売掛債権を利用する
  • 事前にファクタリングのルールや仕組みを理解しておく
  • 手数料の相場を確認しておく
  • 契約書類の内容をチェックする
  • 審査のない業者や金利を設定している業者の利用を避ける

それぞれ解説します。

正当な売掛債権を利用する

ファクタリングを利用する際は、正当な売掛債権を利用することが重要です。

偽装した請求書や架空の売掛金を作り出して金額や支払日を偽ることは、違法行為となります。

意図してない場合でも、請求書の内容に誤りがあると、罪に問われることがあります

また、悪徳企業を利用すると、業者側から架空債権の売却を勧められることもあります。

安全にファクタリングを利用したい方は、請求書などを提出する前に、虚偽の内容がないかよく確認するようにしましょう。

事前にファクタリングのルールや仕組みを理解しておく

ファクタリングを安全に正しく利用するには、事前にファクタリングのルールや仕組みを理解しておくことも重要です。

ファクタリング利用者の中には、1つの売掛債権を複数社に譲渡したり、回収不能な債権を売却したりするなどの行為を行う人がいます。

しかし、ファクタリングでは、二重譲渡や不良債権の譲渡などの行為は禁止されています。

ルールを知らなかったとしても、違法行為として詐欺罪や横領罪に問われる恐れがあるため、注意が必要です。

手数料の相場を確認しておく

悪徳企業を利用しないためには、手数料の相場を確認しておく必要があります。

ファクタリングの手数料は、契約方式や業者ごとに異なり、業者によっては法外な手数料が要求されることがあります。

ヤミ金業者がファクタリング業者に偽装していることがあるため、法外な手数料が提示される場合は利用を避けるのが賢明です。

一般的に、ファクタリング手数料の相場は、2社間が10%~20%、3社間が1%~10%程度と言われています。

相場より高すぎる金利や低すぎる金利を提示する業者は、悪徳企業である可能性が高いため、手数料が相場の範囲内に設定されている業者を利用しましょう。

契約書類の内容をチェックする

悪徳企業に騙されるか不安な方は、契約書類の内容をチェックすることも重要です。

ファクタリング業者と契約を結ぶ際は、金利や買取金額が記載されている契約書類が提示されます。

悪徳企業では、説明された手数料より高くなっていたり、ファクタリングではなく融資になっていたりと、利用者に不利な内容が契約書類に記載されていることがあります。

そのため、契約書類の内容にはよく目を通し、不審な点があれば業者に問い合わせるようにしましょう。

審査のない業者や金利を設定している業者の利用を避ける

審査のない業者や金利を設定している業者は、利用を避けるのが賢明です。

ファクタリング業者では、申し込み時に提出した書類により、売掛先や売掛金の審査が実施されることが一般的です。

ファクタリング業者の中には、「審査なし」を謳っている業者が見受けられるものの、実際は悪徳企業であるケースが多いです。

また、ファクタリングは貸金業ではなく、金利の概念がないため、「金利」という文言を利用している業者も悪徳企業であると判断できます。

ファクタリング業者を選ぶ際は、「審査なし」や「金利」という文言を利用している業者を利用しないようにしましょう。

ファクタリング詐欺の心配がない安全な業者3選

Recommendation ブロック

ファクタリング詐欺の心配がない安全な業者を紹介します。

ビートレーティング

Be trading 公式サイト

出典:https://betrading.jp/

最短入金スピード 最短2時間
手数料 2%~12%
買取可能金額 無制限
取引対象者
  • 個人
  • 法人
必要書類
  • 直近2ヶ月分の通帳コピー
  • 売掛債権に関する書類(発注書・契約書など)
運営会社 株式会社ビートレーディング
公式サイト ビートレーディング 公式サイト

ビートレーディングは、東京・大阪・名古屋・仙台・福岡に店舗を構えているファクタリング業者です。

ビートレーディングは、月間1,000件以上の取引件数や累計1,300億円以上の買取額など、業界トップクラスの買取実績を誇ります。

運営会社は2012年からの運営歴があり、顧客管理システムで個人情報を慎重に保管しているため、安心して利用することが可能です。

ビートレーディングはスマホやパソコンからの申し込みを受け付けており、近隣に店舗がない方でも最短2時間で資金を調達できます

必要書類も2点と少ないため、気軽にファクタリングを利用してみたい方は、ビートレーディングを検討してみてください。

QuQuMo

Ququmo 公式サイト

出典:https://ququmo.net/

最短入金スピード 最短2時間
手数料 1%~14.8%
買取可能金額 無制限
取引対象者
  • 個人
  • 法人
必要書類
  • 請求書
  • 通帳コピー
運営会社 株式会社アクティブサポート
公式サイト QuQuMo 公式サイト

QuQuMoは、申し込みから契約までがオンラインで完結できるファクタリング業者です。

QuQuMoでは、手数料が業界最安クラスの1%~14.8%に設定されており、低コストでファクタリングが利用できます。

また、弁護士ドットコム監修の電子契約サービス「クラウドサイン」が導入されているため、外部に情報が流出するリスクが低く、安心して契約を結ぶことが可能です。

QuQuMoでは、請求書と通帳コピーをスマホやパソコンから提出することで気軽に申し込みが行えます。

店舗に来店する必要がなく、申し込みから最短2時間で買取金額が振り込まれるため、今すぐ資金を調達したい方はQuQuMoを利用してみてください。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート 公式サイト

出典:https://chushokigyo-support.or.jp/

最短入金スピード 最短3時間
手数料 1.5%~10%
買取可能金額 無制限
取引対象者
  • 個人
  • 法人
必要書類
  • 直近3ヶ月分の通帳コピー
  • 売掛債権に関する書類(発注書・契約書など
運営会社 一般社団法人日本中小企業金融サポート機構
公式サイト 日本中小企業金融サポート機構 公式サイト

日本中小企業金融サポート機構は、一般社団法人により運営される、中小企業や個人事業主の経営のサポートを行っているファクタリング業者です。

日本中小企業金融サポート機構の運営会社は、財務局および経済産業局から経営革新等支援機関として認定されており、ファクタリング以外にもM&Aや事業承継など経営に関する幅広い支援を行っています。

日本中小企業金融サポート機構は、支援総額が201億円、取引件数が8,130社に達していることから、安心して取引できる業者であると言えます。

日本中小企業金融サポート機構では、手数料が業界最安値の1.5%~10%に設定されており、お得に資金を得ることが可能です。

できる限りコストを抑えて資金を調達したい方は、日本中小企業金融サポート機構に申し込みましょう

ファクタリングが詐欺に該当するのかについてよくある質問

はてなマーク 付箋

ファクタリングが詐欺に該当するのかについてよくある質問を紹介します。

ファクタリング詐欺は晒しに遭うって本当?

ファクタリング詐欺が発覚すると、詐欺行為を行った個人や関与した企業が公に晒されることがあります。

ファクタリングでは、架空債権の売却や水増しした請求書の作成などの行為が禁止されています。

ファクタリング詐欺を行うと、警察に捕まらなかったとしても、ネットの掲示板で名前が晒されてしまうことがあります。

ファクタリング詐欺を行ったことが周囲の人にバレてしまうと、社会的信用が失われてしまい、会社の経営状況が悪化してしまう可能性が高いです。

詐欺行為は必ずバレてしまうため、正確な請求書を利用してファクタリングを実施するようにしましょう

ファクタリング詐欺は刑事告訴される?警察から連絡は来る?

ファクタリング詐欺が発覚すると、刑事告訴されたり、警察から連絡が来たりする恐れがあります。

刑事告訴とは、犯罪の被害者が警察などの捜査機関に対して、事件の捜査を求めることを指します。

架空債権の作成や不良債権の売却などが判明した場合、業者が警察へ通報することが一般的です。

詐欺を行った証拠が見つかると、警察から連絡が来て、詐欺罪や横領罪などの罪に問われてしまいます。

特に詐欺罪は罰金刑がなく、法定刑で10年以下の懲役が定められているため、重罪である点に注意が必要です。

ファクタリング詐欺で実刑になった判決はある?

ファクタリング詐欺で実刑になった判決は、実際に存在します。

例えば、2020年にファクタリング業者から約3652万円を騙し取ったとして詐欺罪に問われた男性は、懲役2年の判決が言い渡されました。

2020年に債権買い取り業者から約3652万円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会社役員(27)=中城村=に、那覇地裁(加藤貴裁判官)は7日、懲役2年(求刑懲役3年6月)の判決を言い渡した。

判決によると、被告は詐取金をオンラインカジノにつぎ込むなどして支払いに窮し、20年当時警察官だった父親に相談して那覇署に自首していた。

出典:https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1762883.html

架空債権を利用したファクタリングは詐欺行為に該当するため、業者にバレると詐欺罪などの罪に問われてしまいます

詐欺罪は重大な刑罰であるため、正確な請求書でファクタリングを行うようにしましょう。

ファクタリングで偽造したらバレる?

ファクタリングで偽造行為を行うと、バレる可能性が高いです。

請求書や発注書は個人で発行できるため、審査時に偽造がバレないことはあります。

しかし、支払期日に達しても売掛金が入金されなければ、ファクタリング詐欺は必ずバレてしまいます。

書類の偽造がバレると、私文書偽造罪に問われ警察に通報されてしまいます。

私文書偽造罪は罰金刑がなく、3ヶ月以上5年以下の懲役が法定刑になっているため、書類の偽造は行わないようにしましょう。

【まとめ】ファクタリングは詐欺で逮捕されることはない!正しく利用しよう!

Summary ファイル

この記事では「ファクタリングは詐欺なのか」について詳しく解説しました。

ファクタリングは、民法第466条で認められている正当な資金調達方法です。

架空債権の作成や請求書金額の水増しなどを行わず、正しいルールでファクタリングを利用すれば、詐欺で逮捕されることはありません

ファクタリングを利用したい方は、あらかじめルールを確認し、正しい方法でファクタリングを実施しましょう。

この記事を書いた人

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