【ビットコイン越え!?】5月15日ビットコインキャッシュのハードフォークとは

5/15に起こるとされTwitter上で大きな話題になっているビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォーク。

この記事では初心者向けにビットコインキャッシュ(BCH)とは何か、ハードフォークとは何か、そして今回のビットコインキャッシュ(BCH)のハードフォークは何がすごいのか?についてざっくり解説していきます。

 

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ビットコインキャッシュ(BCH)とは何か?

ビットコインキャッシュ(BCH)は2017年の8月1日にビットコイン(BTC)よりハードフォーク(分裂)したことで生まれました。

このハードフォーク当時ビットコインのマイナーや開発者はビットコインにとって生じるスケーラビリティ問題(取引処理能力の問題)の解決法によって立場が2つに対立していました。

これら2つの立場【ビットコインコア派(取引データの圧縮により取引量を増やす)】と【ビックブロック派(一度のブロックで取引出来るデータ量を増やす)】が袂を分かち、後者がその時点でのビットコインのデータを基に派生させ、1ブロックのデータ処理量を8倍の8MBにして作ったのがビットコインキャッシュ(BCH)です。

いうなれば、ビットコインキャッシュ(BCH)とはビットコインから分かれたもう一つの未来なのです。

 

仮想通貨のハードフォークとは何か?

先ほど述べたビットコインキャッシュ(BCH)が誕生した際のハードフォークや、2017年末に報道されたビットコインのハードフォークラッシュがあまりに有名なため、ハードフォークとは「仮想通貨が2つに分裂する事」と思われる方が多いでしょう。

しかし、ハードフォークとはそれだけではありません。実は仮想通貨のハードフォークには大きく2つの分類があるのです。

本来の仮想通貨のハードフォークの意味は「根本的で不可逆な大規模アップデート」です。(ちなみに簡易的なアップデートはソフトフォークと言います。)

ゆえにハードフォークの1つ目の分類とは、分裂を伴わない単なる大規模アップデートの事を指します。その通貨のブロックチェーンを途中からアップデート版に分岐させ、開発者・マイナーと共に古い方を捨て、改良した新しいブロックチェーンに乗り移ります。

しかし、もし大規模アップデートをして開発を続けていきたい開発者・マイナーが少数派ならどうなるでしょうか?

それがハードフォークの2つ目の分類である、新旧ブロックチェーンへの分裂を伴うアップデートです。大抵の場合既存のブロックチェーンを基に一部の開発者・マイナーがアップデートを加え、新しいブロックチェーンを作り出します。BCHやBTGもその一つです。多くの場合元の通貨の保有者に保有量に応じて新ブロックチェーンの通貨が配布されます。

 

ビットコインキャッシュ(BCH)のアップデートは何がすごいのか?

さて今回のビットコインキャッシュ(BCH)のアップデートですが、注目ポイントが2つあります。

①ブロック容量を今の8Mbから4倍の32Mbに拡大
②スマートコントラクトを取り入れたオペレーションコードの導入

1つ目の「ブロック容量を増やす」というアップデートは単純に取引速度が向上し、今後数年は送金遅延が起こりにくくなるというメリットがあります。将来的にブロックを1GBや1TBにし高速取引を実現する構想もあるらしく、そのための足がかりとも言えますね。

2つ目のスマートコントラクトとはブロックチェーン上で契約が出来、アプリケーションを作れるようになるという代物です。

今回はまだ基礎的なものでイーサリアムのスマートコントラクト程発展はしていないそうですが、今後様々な機能が実装されるそうです。

いづれも類を見ないほど技術的に進歩したという訳ではありません。

しかし2つのアップデートの方向性からビットコインキャッシュは単なる仮想通貨に留まらず、世界規模のブロックチェーン取引プラットフォームに舵を切ったと考えられます。

ビットコインキャッシュ(BTH)のハードフォークについてのまとめ

現在では、取引速度やスマートコントラクトという点においてビットコインキャッシュ(BCH)を性能面で超えている通貨は数多くあります。

しかし、基軸通貨であるビットコイン(BTC)からの正当な派生である事、今回の様に開発が進んでいる事、ロジャー・バー氏など強力な後ろ盾がいる事から、近い将来ビットコインキャッシュ(BCH)の方が価値が高いと判断され基軸通貨に取って代わる可能性もあると言えるでしょう。

今回のハードフォークはそのための一歩です。