この記事を読んでいるあなたは、
- 仮想通貨のレンディングについて知りたい
- 仮想通貨のレンディングのメリットや稼ぎ方を知りたい
- 仮想通貨のレンディングにおすすめの取引所を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「仮想通貨のレンディングのメリットや稼ぎ方、おすすめの取引所」についてお伝えしていきます。
仮想通貨の取り扱いに慣れていない、時間がない方におすすめの記事です。
なお、草コイン購入におすすめの仮想通貨取引所については以下記事を参考にしてみてください。
この記事を読んでいるあなたは、 おすすめの草コイン取引所を知りたい 初心者でも使いやすい草コイン取引所を知りたい みんなが使ってる草コイン取引所はどこ?上記のように考えているかもしれません。この記事では[…]
レンディングとは
仮想通貨のレンディングとは、保有している仮想通貨を第三者に一定期間貸して、利息を賃借料として得られるサービスです。
仮想通貨の貸し出しは利回りが高いので、投資家から人気を集めています。
ユーザー同士で取引される場合もありますが、仮想通貨取引所を挟んで行うレンディングが一般的です。
これまで仮想通貨で利益を得る方法は、通貨を売買した際の差益でしたが、レンディングの登場によって、利益を得られる新しい方法が増えました。
しかし注意点として、
- 投資家保護制度が充実していない
- 仮想通貨取引所が倒産した際に、返金保証がない
などが挙げられるので、リスクを理解した上でレンディングを検討してみましょう。
レンディングを利用するメリット
仮想通貨のレンディングのメリットを見ていきましょう。
レンディングのメリットは、以下の3つです。
- 銀行よりも利息が良い
- 仮想通貨を貸した相手に逃げられるリスクがない
- 取引しなくても仮想通貨を増やせる
ひとつずつ詳しく解説していきます。
銀行よりも利率が良い
仮想通貨のレンディングは、銀行の預金利息よりも利率が良いです。
2022年3月時点の利息を比べてみると、以下のようになっています。
預け先 | 年利 |
---|---|
普通預金 | 0.0001% |
UI銀行 | 0.3% |
レンディング | 5% |
UI銀行とは、日本国内の金融機関の中で最も定期預金の金利が高い銀行です。(2022年3月時点)
一方仮想通貨のレンディングは、年利を1〜5%に設定できる上に最低利率も高いです。
株式投資と同じようにリスクもありますが、思いもしなかった臨時収入を得られる機会があるでしょう。
仮想通貨を貸した相手に逃げられるリスクがない
仮想通貨のレンディングは、貸し手と借り手の間に仮想通貨取引所が入るので、貸した相手に持ち逃げされるリスクがありません。
仲介をとおさず個人間で貸し借りした場合、連絡が取れなくなり資産を失うリスクがあります。
仮想通貨取引所が間に入ることで
- 仮想通貨取引所のルールに従って取引される
- 取引所と「金銭消費貸借契約」を結ぶ
ので、貸し手と借り手が法律に則って安心したレンディングを実現しました。
※金銭を受け取る代わりに、それと同額の金銭を返すという契約
取引しなくても仮想通貨を増やせる
仮想通貨のレンディングは、売買や取引のように時間を費やさずに利益を得られます。
トレードや労働に時間を費やさずに収入を得る、いわゆる不労所得という仕組みです。
- 株式投資(配当や優待)
- 不動産投資(賃料収入)
なども不労所得に該当します。
不労なので、自分の時間も有意義に活用できるでしょう。
多くの投資家は仮想通貨の将来性に期待しているので、中長期で仮想通貨を購入している方が多いと言われています。
そのまま仮想通貨を保有することもできますが、レンディングは効率よく資産形成を狙える点が、投資家から注目されている理由です。
レンディングを利用するデメリット
銀行よりも利率が高く、不労所得も狙えるレンディングですが、デメリットもあります。
レンディングのデメリットは、以下の3つです。
- 仮想通貨取引所がなくなるリスクがある
- 市場価格が急速に変動するリスクがある
- 預ける期間に制限があるので自由に売却できない
ひとつずつ詳しく解説していきます。
仮想通貨取引所がなくなるリスクがある
ひとつ目のデメリットは、仮想通貨取引所が倒産して、預けた資産を失うリスクがあります。
仮想通貨のレンディングは、一般的に仮想通貨取引所を介して行われるサービスです。
仮想通貨取引所が倒産しても、貸した仮想通貨が返金されるのか明らかにされていません。
銀行や信用金庫などの金融機関であれば
- 預金者1人あたり1金融機関ごとで、元本1,000万円と破綻日までの利息が保証
- 同一名の預金者が同じ金融機関に複数の口座がある場合、残高を合算して預金保険として保護される仕組み
など、倒産した場合の対応方針を明らかにしています。
仮想通貨のレンディングは、明確な金額保障がない点を理解しておきましょう。
市場価格が急速に変動するリスクがある
レンディングは、急速な市場動向によって価格が変動するリスクがあります。
貸している期間中は、貸した仮想通貨を売買できず、中途解約するのであれば手続きが必要です。
仮想通貨は価格変動が激しいので
- 急騰した際に利益確定したい
- 暴落した際に損切りしたい
といったタイミングでレンディングしてしまっていると、速やかに対応できないケースが出てくるでしょう。
レンディングを行う際は、急速に価格が変動することを理解して、長期目線で運用・管理する必要があります。
また、暴落した際のリスクを避けるために、
- 流動性の低い通貨(アルトコイン)はレンディングしない
- 流動性の高い通貨(ビットコインやイーサリアム)をレンディングする
といったポイントを念頭に入れておくと良いでしょう。
契約期間中は通貨を売却できない
仮想通貨のレンディングは、金融機関の預金と同じように、契約期間中の売却は原則できません。
具体的には
- 預けている仮想通貨の売却
- 預けている仮想通貨を別の場所へ送金
- 預けている仮想通貨で他の仮想通貨を購入
といったことが一切できなくなります。
上記のサービスを活用したいのであれば、解約手数料を払い中途解約しなくてはいけません。
中途解約してしまうと、満期時に入るはずの賃借料は入らないので注意しましょう。
なので、運用している分とは別枠として、余剰資産の仮想通貨を用意することをおすすめします。
契約期間が満期になるまで動かす予定がない仮想通貨であれば、運用できます。
レンディングを利用した際の収益シミュレーション
仮想通貨のレンディングのメリット・デメリットを理解した上で、実際に利用した際のシミュレーションをしてみましょう。
以下の条件で計算していきます。
- 貸出金額:1BTC(5,000,000円として計算)
- 年率:3%に設定
- 貸出期間:3ヶ月(90日として計算)
計算方法は「1BTC×利息=レンディングで得られる利益」となります。
利息の計算方法は、「1BTC×貸出期間90日×年率3%/365=0.0063BTC(2022年3月時点)」
1BTCと上記の利息を計算すると「1BTC5,000,000円×0.0063BTC=36,990円」
以上のように、ビットコインを3ヶ月間レンディングするだけで36,990円が利益になりました。
- 金融機関にある預金の一部をレンディングとして貸し出せる
- ビットコインで貸し出した場合、利息もビットコインで受け取れる
といった点から、預金金利より大きなリターンを得られる可能性があります。
レンディングの始め方
ここからは、コインチェックを例にレンディングの始め方を解説していきます。
まずは、コインチェックのレンディング開設ページにアクセスしましょう。
メールアドレスとパスワードを入力して、必須項目をチェックしたら登録ボタンを押します。
登録したメールアドレス宛に、本登録するためのリンクがあるのでクリックします。
リンクボタンを押すと上記のような画面になっていれば、口座開設は完了です。
次に、仮想通貨のレンディングを使用するために本人確認書類の写真を撮って、提出しましょう。
- 運転免許証
- 運転経歴証明書
- 住民基本台帳カード
- マイナンバーカード
上記1点の提出が終わると、レンディングを使用できます。
レンディングを行うときの取引所を選ぶポイント
仮想通貨のレンディングを行うときの取引所を選ぶポイントを紹介していきます。
取引所を選ぶ際は特に
- 利回りの高さ
- 取り扱い銘柄数
を意識しましょう。
それぞれ解説していきますね。
利回りの高さを比較する
利回りの高さは、レンディングの中で最も重要な項目です。
仮想通貨取引所の利率は貸出期間や銘柄によって異なります。
- Coincheck=最大年利5%
- GMOコイン=最大年利3%
- bitbank=最大年利3%
ただし利回りは高ければ高いほど、リスクに直結するので注意が必要です。
安定した運用を求める方は、利回りを低く設定できる取引所を選ぶと良いでしょう。
取り扱い銘柄数を比較する
取り扱い銘柄数も、仮想通貨取引所を選ぶ際は重要なポイントです。
すべての仮想通貨取引所でレンディングサービスが提供されているわけではないので、利用前に確認しておきましょう。
レンディングを取り扱っている仮想通貨取引所は、以下を参照ください。
- コインチェック:17種類
- GMOコイン:14種類
- bitbank:11種類
- BITPOINT:25種類
また、銘柄によって価格変動リスクや最小貸出数量が異なります。
ビットコインやイーサリアムなどの主要通貨と比べて、マイナーな通貨の方が価格変動リスクは大きいので注意しましょう。
レンディングを提供しているおすすめの仮想通貨取引所
それでは実際にレンディングを提供しているおすすめの仮想通貨取引所を解説していきます。
おすすめの仮想通貨取引所は、以下の3社です。
- コインチェック
- GMOコイン
- BITPOINT
ひとつずつ解説していきますね。
コインチェック
名称 | コインチェック |
---|---|
最低貸出金額 | 10,000円 |
最大年率 | 最大年利5% |
対応通貨 | BTC/ETH/XRP/BCH LTC/LSK/ETC/MONA XEM/FCT/XLM/QTUM BAT/IOST/ENJ/OMG/PLT |
手数料 | 無料 |
中途解約 | 不可 |
コインチェックは他の仮想通貨取引所よりも高く、年率が最大5%の仮想通貨取引所です。
海外の仮想通貨取引所は抵抗を感じる人も少なくないかもしれませんが、口座開設までの流れもシンプルで分かりやすいので、初心者にもおすすめです。
仮想通貨の積立投資も対応しているので、リスクヘッジとして利用しても良いかもしれませんね。
2021年上半期には、仮想通貨アプリダウンロード数で国内No.1を記録しています。
>>仮想通貨を始めるならコインチェック一択。
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※公式サイトに遷移します。
GMOコイン
名称 | GMOコイン |
---|---|
最低貸出金額 | 100,000円 |
最大年率 | 最大年利3% |
対応通貨 | BTC/ETH/BCH/LTC/XRP XEM/XLM/BAT/OMG/XTZ/QTUM |
手数料 | 無料 |
中途解約 | 利息の10% |
GMOコインは途中解約可能なので、仮に急な暴落が発生した際も、すぐに対応できる仮想通貨取引所です。
GMOコインは、
- 仮想通貨テゾス(XTZ)がある
- 中途解約できる
といった点で、コインチェックとの差別化を図っています。
ただし中途解約の際は、利息の10%が差し引かれるので注意しておきましょう。
2021年には「オリコン顧客満足度」「国内取扱銘柄数」でNo.1を記録しました。
BITPOINT
名称 | BITPOINT |
---|---|
最低貸出金額 | 募集ごとに決定 |
最大年率 | 募集ごとに決定 |
対応通貨 | BTC/XRP/ETH/BCH/LTC/BAT |
中途解約 | 不可 |
BITPOINTは2020年11月からレンディングサービスを開始した、比較的新しい仮想通貨取引所です。
最低貸出金額や最大年率は募集ごとに決定されており、2020年12月〜2021年1月の期間限定で、
- 年率:20%
- 貸出期間:30日間
という非常に高い利率のキャンペーンが行われました。
BITPOINTのレンディングサービスは、BITPOINTの口座があれば始めることができます。
始まったばかりのサービスということで、今後も需要が増えていくとされています。
仮想通貨のレンディングに関してよくある質問
ここからはレンディングに関してよくある質問をまとめました。
よくある質問は、以下の3つです。
- レンディングはどれくらい稼げる?
- レンディングで稼いだ利益に税金はかかる?
- レンディングはいくらから始められる?
ひとつずつ回答していきますね。
レンディングはどれくらい稼げる?
レンディング稼げる金額は貸出金額や貸出期間、年率で計算されています。
まとまった利益を得たいのであれば、一定の資金を確保してレンディングを行うと良いでしょう。
仮に1,000,000円分のビットコイン※を、90日間レンディングした場合だと
稼げる金額 | |
---|---|
コインチェック(年利5%) | 12,328円 |
GMOコイン(年利3%) | 7,397円 |
上の表のようになります。
仮想通貨が上昇している間は、相性が非常に良い投資法なので検討してみましょう。
※2022年3月時点で、1,000,000=0.17BTC
レンディングで稼いだ利益に税金はかかる?
レンディングで稼いだ利益は雑所得に分類されるので、税金がかかります。
所得税は収入に応じて課税率が上がる累進課税となっており、最大45%が課税対象です。
所得税に応じての税率は下記表を参照ください。
課税される所得金額 | 税率 |
---|---|
1,000円〜1,949,000円まで | 5% |
1,950,000円〜3,299,000円まで | 10% |
3,300,000円〜6,949,000円まで | 20% |
6,950,000円〜8,999,000円まで | 23% |
9,000,000円〜17,999,000円まで | 33% |
18,000,000円〜39,999,000円まで | 40% |
40,000,000円〜 | 45% |
利益が大きいほど、累進課税によって所得税が上がっていき、さらに10%の住民税も加わるので、最大55%の税率になります。
税金は2〜3月の確定申告時に納付するので、発生した利益は後になって納付しなければいけないので、覚えておきましょう。
レンディングはいくらから始められる?
レンディングは、コインチェックを例にあげると最低取引額10,000円から始められます。
100,000円や1,000,000円などの、まとまったお金を用意しなくても始めることが可能です。
リスクを限定できるので、レンディング初心者でも安心して始めることができます。
最初のレンディングは少額から始めて、ある程度収益が出ると目処が立ったタイミングで投資額を増やしてみてはいかがでしょうか。
仮想通貨レンディングの特徴や稼ぎ方、おすすめの仮想通貨取引所まとめ
今回は、仮想通貨のレンディングのメリットや稼ぎ方、おすすめの取引所についてお伝えしました。
仮想通貨のレンディングとは、保有している仮想通貨を第三者に一定期間貸して、利息を賃借料として得られるサービスです。
- 銀行よりも利息が良い
- 仮想通貨を貸した相手に逃げられるリスクがない
- 取引しなくても仮想通貨を増やせる
といった特徴があり、少ないリスクで安全に資産を増やしていけます。
仮想通貨取引のような大きなリターンは難しいですが、急な価格変動があった際に資金を失うリスクがないので、長期保有がメインの方に向いているでしょう。
レンディングは基本的に資金を動かせないので、余剰資金を運用に回すなどして、適切な範囲で計画的に利用することをおすすめします。
なお、草コイン購入におすすめの仮想通貨取引所については以下記事を参考にしてみてください。
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