2017年ごろから、仮想通貨を使った資金調達が行われるようになりました。
IDO(Initial DEX Offering)も仮想通貨を使った資金調達の方法の一つで、2021年ごろから爆発的に増加しました。
この記事では、
- IDOはどんな仕組みなのか知りたい
- IDOとICO・IEOは何が違うのか知りたい
- IDOのメリット・デメリットが知りたい
- IDOへの参加方法が知りたい
という人のために、IDOの特徴や参加方法など詳しく解説していきます。
ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。
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- 1 仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)とは?
- 2 IDOと「ICO」「IEO」との違い
- 3 IDO(Initial DEX Offering)のメリット
- 4 IDO(Initial DEX Offering)のデメリット
- 5 IDO(Initial DEX Offering)の過去の事例
- 6 IDO(Initial DEX Offering)への参加方法
- 7 IDO(Initial DEX Offering)によく使われるプラットフォーム
- 8 参加するIDO(Initial DEX Offering)の探し方
- 9 仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)の今後と将来性
- 10 仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)に関するまとめ
仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)とは?
IDO(Initial DEX Offering)とは、独自のトークンを発行して資金調達を行う方法です。
IDOを行う企業はDEX(分散型取引所)を通して独自のトークンを発行し、投資家はそれを円やドルなどの法定通貨ではなく仮想通貨で購入します。
集まった仮想通貨を円に換金し、資金調達ができるという仕組みです。
IDOは仮想通貨を使った資金調達の方法の中でも新しいもので、2020年に初めて行われました。
2021年から活発に行われるようになり、すでに100件以上のIDOが実施されています。
IDOと「ICO」「IEO」との違い
仮想通貨を用いた資金調達の方法は、IDOの他にもICOとIEOがあります。
IDOとICO・IEOとはどのような違いがあるのでしょうか。
ここではIDOとICO・IEOの違いについて解説していきます。
ICO(Initial Coin Offering)との違い
ICO(Initial Coin Offering)とは、仮想通貨を用いた資金調達の先駆けとなった方法です。
2013年に初めてICOが実施され、2017〜2018年ごろに盛んに行われました。
アルトコインの中で一番有名なイーサリアムもICOを実施していた仮想通貨です。
ICOとIDOの基本的な仕組みは同じですが、ICOはDEXのような第三者も介さずに資金調達を行います。
第三者による審査もないので、ICOは実体のない案件や詐欺案件が多くなってしまいました。
そこで、それに代わる方法として実施されるようになったのがIEOです。
IEO(Initial Exchange Offering)との違い
IEO(Initial Exchange Offering)は、仮想通貨取引所を介して資金調達を行う方法です。
IDOとは違い仮想通貨取引所の審査が必要なので、誰でも開催できるというわけではありません。
しかし審査があることによって詐欺のような案件はなくなり、投資家は安心してIEOに参加することができます。
IDOは参加に一定の条件が設定されている場合もありますが、IEOは仮想通貨取引所の口座を持っている人なら誰でもできます。
仮想通貨取引所の審査が入るので、資金調達に時間がかかるという違いもあります。
IDO(Initial DEX Offering)のメリット
仮想通貨を使った新しい資金調達の方法であるIDOには、さまざまなメリットがあります。
- 国籍問わず世界中から資金調達ができる
- 審査がなく誰でも開催できる
- 低コストで資金調達ができる
- トークンの価値が上がれば大きな利益が得られる
一つずつ解説していきます。
国籍問わず世界中から資金調達ができる
IDOは、DEXを通して独自トークンを発行することで資金調達を行います。
独自トークンの購入は世界中どこからでもできるので、世界中から資金調達が行えます。
広く多額の資金を集めることができるというわけです。
審査がなく誰でも開催できる
株式を発行して資金調達をするIPO(Initial Public Offering)とは違い、証券会社や取引所の審査を経る必要がありません。
開催のハードルが低いので、誰でも開催でき資金を集めやすくなっています。
低コストで資金調達ができる
株式を発行する方法では準備に多額の費用がかかります。
ですがIDOで資金調達をする方法だと、間にそういった仲介もないので費用もかかりません。
低コストで資金調達ができるのも大きなメリットです。
トークンの価値が上がれば大きな利益が得られる
投資家にとっての最大のメリットは、トークンの価値が上がれば大きな利益が得られることです。
IDOでは上場前のトークンを安値で購入することができます。
過去のIDOの事例では上場後に価格が130倍に高騰した事例も。
トークンが取引所に上場すると価格高騰が期待でき、そのタイミングで売却できれば大きな利益になります。
IDO(Initial DEX Offering)のデメリット
さまざまなメリットがあるIDOですが、デメリットもあります。
主に以下のデメリットについて解説していきます。
- 審査がないので実体のない案件もある
- 先着順が多いため公平性に欠ける
- 参加に一定の条件が設定されている場合もある
- 法整備がされていないためトラブルがあっても自己責任
審査がないので実体のない案件もある
IDOは審査がなく、誰でも開催できるのがメリットです。
しかし審査がないゆえに、実体のない案件もあるというデメリットも。
IDOを実施している企業やプロジェクトの内容をしっかり確認して、案件を見極めることが重要です。
先着順が多いため公平性に欠ける
IDOへの参加は先着順のものが多くなっています。
全ての投資家が公平に参加できるというわけではありません。
なので、投資家にとっては公平性に欠けるとも言えます。
参加に一定の条件が設定されている場合もある
IDOへ参加するには、「DEXの独自トークンを一定量保有する」など参加に条件がある場合もあります。
条件を満たした人しか参加できないので、誰でも参加できるというわけではありません。
事前にIDOへの参加条件をきちんと確認しておくことが必要です。
法整備がされていないためトラブルがあっても自己責任
IDOは2020年から始まったばかりなので、まだ法の整備がなされていません。
もしIDOでトラブルがあったとしても全て自己責任になってしまいます。
今後仮想通貨やIDOがもっと広まれば、法整備もされて安心して取引できることが期待できますね。
IDO(Initial DEX Offering)の過去の事例
2020年から始まったIDOですが、すでに100件以上の事例があります。
その中でも特に成功した事例が、STAR ATLAS(ATLAS)の事例です。
「STAR ATLAS」は、遊ぶことで稼げるNFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)です。
さまざまなNFTゲームがありますが、2Dやドットのグラフィックがほとんどでした。
STAR ATLASは他の数々のNFTゲームとは違い、映画並みにきれいでクオリティが高いグラフィックが特徴です。
そのクオリティの高さから投資家の注目を集め、IDOが開始されてから注文が殺到し抽選倍率は300倍を超えるほどに。
発行されたATLASの価格は3日で130倍にまで高騰しました。
このように、IDOでは多額の資金調達ができ、価格が上がれば投資家も大きな利益が得られるというわけです。
IDO(Initial DEX Offering)への参加方法
ここからは、IDOに参加するのに必要なものと手順を解説していきます。
IDOが実施されるDEXによって異なりますが、大まかな流れとしては以下のようになります。
- 仮想通貨取引所の口座を開設する
- 仮想通貨のウォレットをインストールする
- DEXの独自トークンを購入する
- IDOで発行されるトークンを購入する
順を追って説明していきます。
①仮想通貨取引所の口座を開設する
IDOで発行される独自トークンは仮想通貨でしか購入できません。
日本円を仮想通貨に変えるためにも、まずは「Coincheck」や「bitFlyer」などの仮想通貨取引所で口座を開設しましょう。
口座が開設できたら日本円を入金し、ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨を購入しておきましょう。
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※公式サイトに遷移します。
②仮想通貨のウォレットをインストールする
仮想通貨の準備ができたら、購入した仮想通貨を保管しておくお財布であるウォレットを開設します。
IDOが実施されるDEXに対応したウォレットをインストールしましょう。
DEXによってウォレットは異なりますが、主に使われるのは「メタマスク」です。
メタマスクはGoogle ChromeやFirefoxなどのwebブラウザの拡張機能として利用できるので安心ですね。
ウォレットをインストールしたら、仮想通貨をウォレットに送金しておきましょう。
③DEXの独自トークンを購入する
IDOによっては、DEXの独自トークンを一定量保有していることが参加条件であるものもあります。
そのようなIDOに参加するには、あらかじめその独自トークンを購入しておく必要があります。
事前にIDOの条件をしっかりと確認し、必要なトークンを購入しておきましょう。
④IDOで発行されるトークンを購入する
参加条件が整ったら、IDOが実施された時に独自トークンを購入しましょう。
これでIDOへの参加は完了です。
IDOは先着順で実施されるものも多いので、きちんとスケジュールを確認して参加しましょう。
IDO(Initial DEX Offering)によく使われるプラットフォーム
IDOは、DEX(分散型取引所)というプラットフォームで開催されます。
ここではIDOでよく使われるプラットフォームをご紹介します。
BSCPAD
BSCPADは、BSC(バイナンススマートチェーン)で作られた仮想通貨のIDOを実施するためのDEXです。
BSCPADでのIDOに参加するためには、Binance(バイナンス)のアカウントが必要です。
ウォレットはメタマスクを使います。
またトークンの購入などにはBNB(バイナンスコイン)が使われることも多いため、参加するためにはBNBも用意しておきましょう。
Raydium
Raydiumは、Solanaブロックチェーン上に作られたDEXです。
NFTゲームなど、ゲームに関する仮想通貨のIDOが多く実施されます。
IDOの事例として紹介した「STAR ATLAS」もRaydiumで実施されました。
RaydiumのIDOに参加するためには、Solanaウォレットが必要です。
手数料にSOL(ソル)が使われるので、SOLも購入しておきましょう。
GameFi
GameFiは、ゲームに特化した資金調達のプラットフォームです。
特にNFTゲームに特化し、ゲーム好きの投資家が投資するゲームを探しやすくなっています。
ウォレットはメタマスクを使うことができます。
GameFiでのIDOに参加するためには、独自トークンのGAFIを最低20枚保有することが条件です。
Polkastarter
Polkastarterは、Polkadot(ポルカドット)のエコシステムを採用したDEXです。
ウォレットはメタマスクを使います。
PolkastarterでのIDOに参加するためには、独自トークンのPOLSを最低250枚保有することが条件です。
Red Kite
Red Kiteも、Polkadot(ポルカドット)のエコシステムを採用したDEXです。
メタマスクのウォレットを使うことができます。
Red KiteでのIDOに参加するためには、独自トークンのPKF(PolkaFoundry)を最低500枚保有することが条件です。
DAO Maker
DAO Makerは、小規模からでも投資が行えるようなIDOを実施しているプラットフォームです。
ウォレットはメタマスクを連携します。
DAO MakerでのIDOに参加するためには、独自トークンのDAOを最低2,000枚保有することが条件です。
参加するIDO(Initial DEX Offering)の探し方
IDOの参加方法を解説しました。
では、参加するIDOはどのようにして探せばいいのでしょうか。
ここではIDOの探し方についてご紹介します。
ICOカレンダーで探す
仮想通貨のチャートサイト「コインマーケットキャップ」には、「ICOカレンダー」というものがあります。
ICOカレンダーには、開催されるIDOのスケジュールも見ることができます。
ICOカレンダーで参加したいIDOを探してみましょう。
SNSで探す
IDOに関しての情報を発信しているSNSアカウントをチェックするのもおすすめです。
IDOについての詳細や参加方法を詳しく発信してくれる人もいます。
日本人も多く発信している人がいるので、情報が得やすくおすすめです。
テレグラムで探す
IDOなど仮想通貨関連の情報はテレグラムで多く発信されています。
テレグラムは無料で使えるアプリです。
簡単に登録することができるので、テレグラムでIDOの情報収集をするのもおすすめです。
仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)の今後と将来性
ICOやIEOのデメリットを改善するべく始まったIDOは、まだ歴史が浅く法整備もされていません。
DEXもまだあまり知られていないため、IDOの認知度もまだまだ低いのが現状です。
しかしweb3.0の時代到来とともに、仮想通貨が広く知られ需要も高まることが期待されます。
それに伴ってIDOもますます活発に行われるようになるでしょう。
今後はIDOのように、仮想通貨を使った資金調達の方法が主流になるかもしれません。
将来的に法整備もされると、より安全にIDOに参加することができるようになりますね。
仮想通貨のIDO(Initial DEX Offering)に関するまとめ
IDO(Initial DEX Offering)の特徴や、ICO・IEOとの違いについて解説しました。
IDOは仮想通貨を使った資金調達の方法で、今後ますます活発に行われることが期待できます。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひこの記事を読んでIDOに参加してみてください。
なお、草コイン購入におすすめの仮想通貨取引所については以下記事を参考にしてみてください。
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