この記事を読んでいるあなたは、
- マイニングにおすすめのグラフィックボードについて知りたい
- マイニングに使うグラフィックボードの選び方について知りたい
- マイニングで効率よく稼ぐ方法について知りたい
上記のように考えているかもしれません。
この記事では、そんなあなたに「マイニングにおすすめのグラフィックボード一覧や選び方、注意点」をお伝えしていきます。
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取引所名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
Zoomex(ズーメックス) |
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Coincheck(コインチェック) |
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そもそも「マイニング」とは?
ビットコインをはじめとした仮想通貨は、世界中で毎日のように取引きがおこなわれています。
その金額は数十億円、数百億円にも膨れ上がっており、これらの取引きはすべてブロックチェーン技術で管理されていることは有名でしょう。
しかし、円やドル、ユーロなどの一般的な「法定通貨」は、国が運営している中央銀行によって管理されています。
仮想通貨は企業や特定の組織が管理しているわけではなく、あくまでもブロックチェーン上で管理していることが「法定通貨」との大きな違いでしょう。
仮想通貨取引では膨大なデータを処理する必要があるため、個人や法人から取引履歴の記録を手伝ってもらっています。
このように、仮想通貨の取引履歴を記録する作業が「マイニング」です。
マイニングでは、仮想通貨取引の承認をおこなった人に報酬が支払われる仕組みになっていますが、最低でも10〜30万円程度の設備投資が必要になります。
また、マイニングをする人のことを「マイナー」と呼び、個人だけでなく、企業の事業としてマイニングをおこなっている場合もあります。
マイニングでグラフィックボードを使う理由
そもそもグラフィックボードとは、画像処理のために必要なパソコンの部品であり、ほとんどのパソコンには最初から組み込まれています。
画像の処理速度を上げるためには、グラフィックボードが必須で、ハイスペックなブラフィックボードになるほどマイニングの収益にも期待できるでしょう。
仮想通貨の発行量はあらかじめ決まっているので、より多くの収益を獲得するために、マイナー同士で処理速度の競争がおこなわれています。
そのため、画像処理速度が優秀で、必要な電力供給も豊富なグラフィックボードがマイニングに使用されています。
最近では企業が莫大な資金を投資してマイニング事業に参入しているため、一般的な家庭用パソコンでは、マイニングの競争に打ち勝つことは難しいでしょう。
グラフィックボードの性能と選び方
グラフィックボードには非常に多くの種類があるので、どれを選べばいいのか迷ってしまっている人も少なくないでしょう。
ここからは、グラフィックボードの性能と選び方について紹介していきます。
マイニングで使用するグラフィックボードを選ぶときは、以下5つのスペックが重要になります。
- SLI接続
- グレード
- GB
- クロック数
- オーバークロック・コアクロックブースト
それぞれ詳しく紹介していきます。
SLI接続
SLI接続とは、nVIDIA社が開発した技術で、主に処理速度の向上に使用されています。
処理速度だけでなく全体的なパフォーマンスアップに期待できますが、SLI接続に対応しているマザーボードと、最低でも2枚以上のグラフィックカードが必要になります。
基本的にはグラフィックカードのスペックが低い方で動作するので、なるべく同じ動作性能の製品を選ぶようにしましょう。
グレード
グラフィックボードには、以下5つのグレードが設定されています。
- GS
- GT
- GTS
- GTX
- GTX+
下にいくほど高性能になりますが、もちろん金額も高くなります。
また、マイニングを目的としているなら、GTX以上のグラフィックボードが最適です。
GTX以下でも、できないことはありませんが、収益には期待できないでしょう。
せっかくマイニングの設備を揃えるのであれば、GTX以上をおすすめします。
GB
GBとは、グラフィックボードに搭載されている、ビデオメモリ容量のことを指します。
接続しているモニターに描写するためのデータを、一時的に保存しておくための容量で、大きいほど動きがスムーズになります。
もちろん、GBが大きいほどマイニングの速度も速くなりますが、優先度はあまり高くないので、そこまで気にしなくても問題ありません。
クロック数
クロック数とは、動作周波数のことで、基本的には大きいほどマイニングの速度も速くなります。
しかし、先ほども紹介したGBや搭載されているコア数など、総合的な要素が加味されると、クロック数が低い方が速くなることもあります。
また、似たような言葉に「メモリクロック」というのがあります。
メモリクロックは、メモリ自体の処理速度を表す数値です。
コアの速度とメモリの速度を表す数値なので、こちらも覚えておきましょう。
オーバークロック・コアクロックブースト
オーバークロック・コアクロックブーストとは、パソコンに改造を施し、先ほど紹介したクロック数を強制的に引き上げることを指します。
グラフィックボードの中には、オーバークロック・コアクロックブーストを前提とした上級者モデルも販売されています。
しかし基本的には、このような改造行為はメーカーからの保証対象外になってしまうので、注意しておきましょう。
また、オーバークロック・コアクロックブーストに対応していないグラフィックボードだと、オーバーヒートのリスクも上がってしまいます。
完全に故障してしまう場合もあるので、慎重におこないましょう。
高額グラフィックボードの注意点
グラフィックボードの中には、かなり高額なものもありますが「高ければいい」というわけではありません。
確かに金額が高いほどスペックも高くなるので、マイニングにも有利になりますが、すべての人におすすめできるかどうかは別の話です。
高額グラフィックボードを購入するときには、以下の3つに注意しておきましょう。
- 発熱に対する処理が必要
- 物理的に大きい
- 冷却ファンの音がうるさい
それぞれ詳しく紹介していきます。
発熱に対する処理が必要
1つ目の高額グラフィックボードの注意点は「発熱に対する処理が必要」です。
ハイスペックなグラフィックボードは、性能が高い故に、適切な発熱対策をしていないと故障の原因になります。
購入した状態のままだと、処理しきれないこともあるので、自分で改造しなければいけません。
もちろん、手間やコストもかかりますし、何より20〜30万円以上するグラフィックボードを改造する専門知識が必要です。
また、メーカーからの保証もなくなってしまうので、すべて自己責任でおこなうことになるでしょう。
物理的に大きい
2つ目の高額グラフィックボードの注意点は「物理的に大きい」です。
グラフィックボードは基本的に、高額になるほどサイズも大きくなります。
一般的なデスクだと、高額なグラフィックボードを複数台並べるのは物理的に困難なため、マイニング専用の部屋を作っている人も少なくありません。
私生活に支障をきたしかねないので、サイズにも注意しておきましょう。
冷却ファンの音がうるさい
3つ目の高額グラフィックボードの注意点は「冷却ファンの音がうるさい」です。
先ほど紹介したように、高額なグラフィックボードには発熱対策が必ず必要になります。
そのため、常に冷却ファンは100%の状態で稼働することになるでしょう。
しかし、冷却ファンが100%の回転数で稼働していると、故障のリスクも高くなりますし、非常に大きな音が発生します。
他の作業に集中できないほど大きな音が発生することもあるので、注意しておきましょう。
マイニングにおすすめのグラフィックボード一覧
それでは最後に、マイニングにおすすめのグラフィックボードを紹介していきます。
マイニングで稼ぐためには、専用の設備が必要になりますが、安価な機材でもマイニングをおこなうこと自体は可能です。
しかし、処理速度で負けてしまっていると、高額な設備投資をしている人には勝てないことも事実です。
今回紹介するグラフィックボードは「スペック」と「コストパフォーマンス」の両方の観点から、以下4つを厳選しています。
- GeForce RTX 3090
- RX5700
- RX570
- GTX1660Ti
それぞれ詳しく紹介していきましょう。
GeForce RTX 3090
1つ目のマイニングにおすすめのグラフィックボードは「GeForce RTX 3090」です。
まずは基本スペックを見てみましょう。
参考価格 | ハッシュレート | 電気代/1日 | 粗利益/1日 | 回収日 |
20〜30万円 | 120MH/s | 180円前後 | 900円前後 | 約278日 |
RTX3000シリーズの中でも上位に位置する、高額グラフィックボードです。
スペックが非常に高いため、消費する電力も多いですが、デメリットを打ち消すほどの性能を持っています。
回収日も約278日かかるので、初心者には向いていないかもしれませんが、その後は毎日900円分の仮想通貨を安定して獲得することができるようになります。
現在は、品薄状態が続いているため、そもそも入手することが困難な状況です。
もし売りに出されていても、すぐに売れてしまうので、注意しておきましょう。
RX5700
2つ目のマイニングにおすすめのグラフィックボードは「RX5700」です。
まずは基本スペックを見てみましょう。
参考価格 | ハッシュレート | 電気代/1日 | 粗利益/1日 | 回収日 |
5〜10万円 | 55MH/s | 80円前後 | 400円前後 | 約188日 |
5〜10万円で購入可能ですが、RTX2000シリーズと同様のスペックを発揮してくれる、コストパフォーマンスに優れたグラフィックボードです。
こちらもかなり電気を消費するため、電気代には注意しておきましょう。
また、人気商品なので、徐々に値段が上がってきています。
購入するなら早めに確保しておいた方が、長期的に見るとお得です。
RX570
3つ目のマイニングにおすすめのグラフィックボードは「RX570」です。
まずは基本スペックを見てみましょう。
参考価格 | ハッシュレート | 電気代/1日 | 粗利益/1日 | 回収日 |
2〜5万円 | 30MH/s | 70円前後 | 200円前後 | 約175日 |
今回紹介する中では、もっとも安いグラフィックボードです。
また、回収日も比較的短いので、初心者でも手が出しやすいでしょう。
上位モデルである「RX580」と同様の性能を持っているため、マイニング目的であれば「RX570」の方がコストパフォーマンスには優れています。
GTX1660Ti
4つ目のマイニングにおすすめのグラフィックボードは「GTX1660Ti」です。
まずは基本スペックを見てみましょう。
参考価格 | ハッシュレート | 電気代/1日 | 粗利益/1日 | 回収日 |
4〜6万円 | 30MH/s | 35円前後 | 250円前後 | 約200日 |
GTXの16シリーズは、どれも値段と性能が両立しているため、安定して稼ぎたい人に向いているグラフィックボードです。
また、電気代が安いので、長期的に使用できることも大きなメリットでしょう。
回収には時間がかかりますが、回収さえ終わってしまえば効率よく利益を獲得できます。
こちらもかなり高騰しているため、今後はさらに回収日が長くなる可能性も十分に考えられます。
マイニングにおすすめのグラフィックボードまとめ
今回は、マイニングにおすすめのグラフィックボード一覧や選び方、注意点についてお伝えしました。
グラフィックボードはもともと安くありませんでしたが、最近はマイニングが多くの人から注目されるようになったため、全体的に高騰しています。
高額なグラフィックボードは手を出すのに勇気が入りますし、電気代も高くなるので注意が必要です。
また、現在は仮想通貨市場が栄えているので、マイニングも人気ですが、ブームが終わってしまえば、マイニングの価値が一気に下がる可能性もあるでしょう。
回収日も短くなるため、まずは安価なグラフィックボードからはじめることをおすすめします。