も私達日本人には、「日本の魅力」を世界に発信していく力があると他の国々から評価されることがあります。
それは日本の伝統文化に始まり、現代文化も大切にした日本人独特の道徳心や精神が育まれてきているからです。
日本人で良かったと思えるような価値観の表現は最近ではあまり聞かなくなってしまいましたが、仮想通貨市場において世界へ文化を発信しているモナコインが認知されるようになりました。
モナコインはコアなユーザーを獲得して、ユーザー同士で活発に活動が行われています。
モナコインにはどのような魅力があり、なぜ世界に向けて独自の文化を浸透させることができたのでしょうか?
強固なコミュニティと謎に包まれたモナコインについて紹介していきます。
モナコインとは?日本で誕生した理由
Mr.Watanabe氏によるモナコインは日本初の仮想通貨として、2014年1月に比較的市場が拡大する前にリリースされています。
可愛いらしいアイコンは、2chのアスキーアートのキャラクターのモナーを基にデザインされています。
現在はMonacoin projectという有志団体によってプログラムの開発を行っていますが、Mr.Watanabe氏の詳細は未だ不明で謎に包まれています。
このMonacoin projectは管理・運営をする中央集権的な組織ではなく、コインの発行元ではありません。
モナコインの分散型アプリケーションはクライアントサーバーモデルで、各ユーザーが実行しているクライアントプログラムによって維持されています。
「投げ銭」で知られる素晴らしいコンテンツを提供した人に報酬として送る文化の発祥は、ニコニコ動画やYouTube のコンテンツ評価から始まりました。
そこで開発されたモナコインは日本人の文化・コミュニティに根付いた仮想通貨として注目を集めるようになったのです。
日本人でモナコインに愛着を持っている人も多く、モナコインで神社を建てたりビルに広告を掲載したりといった活動がボランティアで行われています。
モナコインの特徴とは?
モナコインはLitecoin(ライトコイン)をベースに作られています。Litecoinは承認速度が速く、決済手段としてサービス拡大の場を増やしています。
Litecoinは2018年からLitepay という仮想通貨版デビットカードのサービスを開始しました。
モナコインも同様、決済速度に優れていて送金スピードを速くするための技術「Segwit」を実装しています。
このSegwitですが元々、ビットコインの問題となっていた承認にかかる時間と高騰した手数料を解消するために開発されました。
モナコインはビットコインと同じコンセンサス・アルゴリズムのPoWを採用していますが、ブロック承認時間が圧倒的に短いです。
ビットコインの承認時間が10分に対してモナコインはわずか90秒です。
スピード送金や決済を迅速に行うことが出来るため、実用的に利用できる環境を増やしています。
さらにビットコインとアトミックスワップができる技術を成功させています。
アトミックスワップは取引所の仲介なしで異なる通貨同士を交換できる技術で、Segwitと合わせて高度な技術を持ち合わせていることから「ネタコイン」から「実用性のある」通貨として認知されるようになったのです。
モナコインの今後の将来性
モナコインは発行上限数が1億512万枚とビットコイン(発行上限数2100万枚)に比べてもはるかに多いですが、実際に支払いに使える仮想通貨としてコミュニティ内で盛んに動きがあります。
今後さらに需要が増えることを想定すると1MONA=400円台の現在の価格はどうでしょうか?
非常に高い技術力を持つ通貨なので、ランキング上位の通貨に近づくのではと感じている方も多いようです。
仮想通貨取引所Bitflyerの完全子会社「Bitflyer USA」はアメリカの42州で仮想通貨交換業運営の許可を取得し、サービスが始まっています。
現在取り扱いがあるのがビットコインのみになり、随時取り扱い通貨の種類を増やしていくそうです。
日本から進出したBitflyer USAが国産コインのモナコインを上場させるのではという期待が高まっています。
アメリカでも仮想通貨取引所の業務・運営体制に透明性が求められていて、先月それらを求める書簡がニューヨーク州の司法長官より送付されたことが発表されています。
取引所としてもそういった文書による要望に答えていく必要がありますので、ビットコイン以外の通貨の上場についてのアナウンスはまだ先になりそうです。
国内の仮想通貨取引所の海外進出によりモナコインの取り扱いや需要が見込まれますが、価格上昇の兆しはコミュニティ内のイベントから先に発信されていくことになるかもしれません。
次にモナコインが利用される大きなイベントのひとつに、東京ビックサイトにおけるコミックマーケット94(コミケ)に注目が集まっていて次回開催予定は2018年8月10日から2日間にわたり開催される予定です。
経済効果が180億円に達したコミケ市場でモナコインが決済に使えるブースがあり、仮想通貨決済に利便性を感じている海外からの来訪者も増えるのではといわれています。
現在国内取引所ではbitbank.ccで取引額が最大で、次に続くZaif でモナコインを定額で積み立てすることができます。
モナコインで楽しむための徹底ガイド・モナコインが利用できるサービスとは?
モナコインは色々なところで利用できるのが魅力です。モナコイン愛好者( モナコイナー)にとってモナ払いができるお店がたくさんあるところも不動の人気の理由ですね。
実店舗でモナ払いができるお店は、多種多様で秋葉原のお店やメイド喫茶にとどまらず美容院やパソコンショップ・法律事務所といった幅広い分野で取り扱えるようになりました。
モナコインの投げ銭文化に触れてみたい方は、独自のサービスを提供しているサイトを訪れてみましょう。
・「monappy」はモナコインのポータルサイトです。ここに登録して自分専用のウォレットが作成できます。
クリエイター達の間では既にモナコインが基軸通貨としての認識があり、フリーマーケットや買い物も楽しめるサイトです。投げ銭ができるツール「tipmona」との連携もできます。
・「tipmona」はTwitter のタイムライン上でモナコインを好きな相手に送ったり、受け取ったりすることができるサービス
を行っています。
チップ制度がない日本で投げ銭普及の背景には感動を与えてくれたコンテンツ提供者に感謝の気持ちを伝えたいけど、現金では露骨だしプレゼントを送って迷惑だったらどうしようという日本人らしい発想が反映されていますね。
次にモナコインがコミュニティ内で人気が上昇し、盛り上がりをみせたサービスを紹介していきます。
ツイキャスとは?
ツイキャスはモイ株式会社が運営する日本発の誰でも無料でライブ配信ができるサービスです。
「ツイキャス・ライブ」というアプリをインストールするだけでiPhone・Android・PCから簡単に配信できます。
他のライブストリーミングと同様、配信中の動画に視聴者がコメントを書き込むことができます。
投稿されるコメントがリアルタイムで更新されていき、ツイキャスならではのアイテム機能もコミュニケーションツールとして使われています。
アイテム機能にはお茶や拍手といったLINEスタンプのようなもので、応援している配信者に提供することができます。
このアイテムはツイキャスのポイントで購入できるようになっています。
全世界に2000万以上のユーザーを持つツイキャスでモナコインを利用できるようになり、ユーザー全員がウォレット機能を使えるようになりました。
ツイキャス内で利用できるウォレット機能には、モナコインを入れるとアイテム機能を通じてユーザー同士で通貨のやり取りができたりツイキャスポイントの決済に利用できます。
モナバコとは
モナバコは自分のTwitter アカウントにモナコインの投げ銭を受けつける「モナバコ」を設置して質問に答えるQ&Aサイトです。
フォロワーは質問したい人にモナコイン付きで質問することができて、匿名で参加も可能です。
モナコインなしでも質問できますが、モナコインつきの方が優先的にモナバコに表示されます。
モナバコを設置した回答者は質問に答えると、Twitter に投稿されモナコインをもらえる仕組みです。
質問を受けつけている回答者を探す場合は、ハッシュタグ「♯monabako」で検索しましょう。
その他に関連したサービスとして、モナコインのモバイルウォレットやtipmusic がリリースされました。
モナコインのiOS 対応のモバイルウォレットの登場と投げ銭ができるアーティストを応援できるサービスの提供で、ますますコミュニティ内に動きがありそうですね。
モナコインは開発者達が紹介にあげたとおり、皆さん有志で活動しています。サーバーの維持費は開発者負担になります。
今後の開発者達の活動のために、投げ銭の中から寄付することもできますのでTwitter をチェックしてみましょう。