この記事を読んでいるあなたは、
- 海外FXでよく聞く「両建て」とはどんな手法か知りたい
- 両建てには、どんなメリット・デメリットがあるのか知りたい
- 海外FXで両建てを禁止している業者はどこか知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「海外FXの両建ての手法やメリット・注意点」などをお伝えしていきます。
特におすすめな海外FX業者は以下の3つなので、ぜひ参考にしてみてください。
| 海外FX業者名 | 特徴 | 公式サイト |
|---|---|---|
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| 公式サイト |
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| 公式サイト |
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| 公式サイト |
なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも両建てとは
両建てとは、リスクヘッジのための手法で、同じ通貨ペアの「買い」と「売り」のポジションを同時に保有することを言います。
他の手法と異なるポイントとして、両建ては大きく利益を取る方法ではないということです。
決済しない限りは「買い」と「売り」によって相殺され、利益も損失もプラスマイナスゼロの状態になります。
一見すると儲からない手法と思われがちですが、リスクを最小限に抑えながら利益が得られる手法です。
全てのFX業者で使って良い手法ではないため、両建てして儲けようと考えている方は口座開設時に確認しておきましょう。
海外FXの両建てのメリット
海外FXで両建てをするメリットは、下記です。
- ある程度の為替変動でも対応可能
- 税金対策につながる
- 証拠金を抑えられる
海外FXで稼ぎやすい手法である両建てのメリットについて、それぞれ解説していきます。
海外FXは累進課税制なので税金対策は大切ですし、ここから紹介するメリットは稼ぐためには必要なので、参考にしてみてください。
ある程度の為替変動でも対応可能
両建ては同じ通貨ペアの「買い」と「売り」のポジションを同時に保有するので、急な為替変動が起きたとしても対応できます。
同時に保有しているポジションの数量に違いがなければ、プラスマイナスゼロの状態になっているからです。
為替は世界中のさまざまな出来事に影響され、全く読めない相場になることも多いです。
そこで両建てでポジションを保有することで、ある程度ポジションをとりながらもリスクを最小限に抑えることができるのは、大きなメリットと言えるでしょう。
税金対策につながる
両建ては「買いポジション」と「売りポジション」を同時に保有するので、決済するときに利益をコントロールできます。
利益をコントロールできると、結果的に税金対策につながります。
たとえば、もしあなたが今年度の利益が必要以上に出ていたとしましょう。
そういったときに、海外FXで両建て取引をしていた際は、以下のような手順を踏むことで、税金対策にも繋がります。
- 両建てのうち、利益が出ているポジションは決済しない
- 損失が出ているポジションは決済する
こうすることで、現在損失が出た分は、過去の利益分と部分的に相殺されるので、今年度分の利益額をコントロールできます。
利益が出ているポジションは翌年度に決済すれば、今年度に税金がかかることはありません。
このような形で、決済のタイミングをコントロールすることで、過剰に税金を払う必要が無くなるという考え方もあるのです。
証拠金を抑えられる
「買い」と「売り」の両ポジションを保有するので、普通はどちらのポジションにも証拠金が必要だと考えられます。
しかし両建ての場合は、一般的にどちらか片方の証拠金だけで良いとされています。
どちらか片方で良いので、実質証拠金は半分で両建ての取引を行える点はメリットが大きいでしょう。
もちろん両建ての原則上「一方で勝ち、一方で負ける」形なので、大きく勝てはしませんが、そこまでリスクを取らずに効率良く取引ができるのが魅力です。
海外FXの両建てのデメリット
海外FXの両建てにはメリットもありますが、もちろんデメリットもあります。
デメリットとして挙げられるのは、下記です。
- ロスカットのリスクが上がる
- スプレッドが増える
- スワップポイントによる損失リスクが上がる
ここから紹介するデメリットは、決して無視できるものではありません。
得られるメリットもありますが、デメリットも良く考えて手法を選びましょう。
ロスカットのリスクが上がる
両建てをするとロスカットのリスクが上がります。
ロスカットは、FX業者が決めた証拠金維持率を下回ると強制的に決済されるものです。
FX業者によっては、証拠金が両ポジション分それぞれ必要になる場合があります。
相場が急変することで損失が増えたり、スワップポイントのマイナスが大きくなったりすると証拠金維持の水準を下回ってしまう可能性が高いです。
両建てはロスカットを生じさせる可能性が上がるので、注意が必要です。
スプレッドが増える
スプレッドで支払う金額が増えるのも、両建てのデメリットとして挙げられます。
スプレッドとは、相場の価格差のことで、売買のたびに生じます。
取引を行うたびにスプレッドが生じ、これが実質的なコストになっています。
両建てをするということは、通常の取引の2倍のスプレッド分を支払うことになるのです。
ある程度資金力があるか、勝ち続けないとすぐに資金が減っていってしまうので、資産管理に注意を払いましょう。
スワップポイントによる損失リスクが上がる
FX業者や通貨ペアによっても変わりますが、基本的には両建てはスワップポイントがマイナスになりがちです。
スワップポイントは毎日支払う必要があるので、長期的に両建てを行うと資金がどんどん減っていきます。
ポジションを保有しているだけで支払うコストも小さいとは言えないので、損失のリスクが上がってしまうと言えるでしょう。
海外FXの両建て取引の注意点
海外FXでの両建て取引では、いくつか注意すべきポイントがあります。
以下3つの事例を踏まえて、具体的なポイントを見ていきましょう。
- 同一口座の複数口座間の両建て
- 別サービスでの両建て
- 同一口座内での両建て
中には、多くの業者で禁止されている方法もあります。
禁止されていない業者でやる分には問題ありませんが、禁止している業者でやると口座を凍結されたり、出金ができなくなるので、注意してください。
同一口座の複数口座間の両建て
海外FX業者の中には、同一業者内の複数口座を使っての両建てを容認している業者もいます。
複数口座を持つことで、口座Aでは「買い」ポジションを保有し、口座Bでは「売り」ポジションを保有します。
このような方法で、2つの口座で実質的な両建てを成立させることができるのです。
しかし海外FX業者の中では、同一業者内の複数口座を使っての両建てを禁止している業者もいます。
FXではゼロカットというシステムがあり、マイナス分は業者が補填しなければいけません。
このゼロカットというシステムは口座ごとに行わなければならず、業者の負担が大きくなるので禁止しているのです。
別サービスでの両建て
別サービスでの両建ては、同じ業者の複数口座を使っての両建てと同様に禁止されていることが多いです。
こちらは業者Aと業者Bでそれぞれ口座を作り両建てを行うというものです。
理由は、別サービスの提供業者がそれぞれゼロカットの損失を補填しなければいけない為、業者の負担が大きくなるからです。
違う業者だからバレないと考える方もいますが、MT4やMT5といった共通の取引ツールを利用した時にバレることが多いです。
同一口座内での両建て
他の方法では禁止されている場合が多いですが、同一口座内での両建ては一般的なリスクを考慮して、認められていることが多いです。
両建てをすると基本的に利益と損失が相殺されるので、ゼロカットのリスクがなく、業者の負担にならない為です。
業者の負担にならないので、同一口座内での両建ては禁止する理由がありません。
業者も日々両建てに対する対策を立てているので、禁止されていない同一口座内での両建てだけを行いましょう。
両建て取引時の節税パターン
ここからは、両建て取引時の節税パターンを紹介していきます。
両建て取引時の節税パターンは、下記3つに分けて考えていきましょう。
- 含み益・含み損がない場合
- 含み損がある場合
- 含み益がある場合
どのパターンでも、そのタイミングで決済をするかが重要になってきます。
これからトレードしようとしている方も、現在トレードしている方も参考にしてみてください。
含み益・含み損がない場合
両建てをしていると、含み益や含み損がない場合でも、節税することが可能です。
理由はどれだけ利益を出せていても、逆のポジションで利益をコントロールできるからです。
含み益がある場合に全額決済してしまうと決済した分だけ税金がかかってしまいますが、翌年に持ち越したい分だけ未決済にしておけば、その分は今年分の税金となりません。
ただ未決済のまま放置することになるので、相場の変動で未決済分は、今後含み損になってしまう可能性があります。
取引コストもかかるので、長期間ポジションを保有している場合は、注意が必要です。
含み損がある場合
含み損は、他の利益が出ているポジションを確認してから、決済するか決めることをおすすめします。
含み損は利益と相殺できるので、他で大きな利益が出ている場合にできるだけ利益を小さくして、税金をコントロールしても良いでしょう。
含み損がある場合は年内の決済で損失として確定するので、決済をしない限り税金は発生しません。
そして未決済のまま次の年に持ち越すことで、翌年の利益と損失を相殺し、損益繰越できます。
含み益がある場合
含み益がある場合は、年内に決済しない限り税金がかかりません。
決済するタイミングはトレードしている方が選べるので、該当の年に税金を安くしたいのであれば未決済のままで保有しておきましょう。
ただ未決済のままであれば、相場の変動で利益が少なくなったり、損失がでたりするので注意が必要です。
両建て取引ができる海外FX業者
海外FXで両建て取引ができるおすすめの業者は下記です。
- AXIORY(アクシオリー)
- GEMFOREX(ゲムフォレックス)
それぞれ両建て取引ができますが、業者によって許されているルールは違います。
禁止されている項目に引っかかると口座凍結されたり、資金が取られる可能性があるので、事前にルールを確認しておきましょう。
AXIORY(アクシオリー)
業界内でもトップクラスのスプレッドやテクノロジーを駆使しているので、高い約定率を誇っています。
また、最大400倍のレバレッジをかけることができたり、手数料がゼロなことも嬉しいポイントです。
他にもMT4やMT5、cTraderなどの取引プラットフォームから選べるので、普段から使い慣れている環境で取引ができます。
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| 最大レバレッジ | 400倍 |
| 最低取引通貨枚数 | 1,000通貨 |
| ロスカット水準 | 証拠金維持率20％以下 |
| 同一口座内の両建て | ◯ |
| 複数口座間の両建て | ◯(ロスカット目的は注意) |
| 異業者間の両建て | ◯(ロスカット目的は注意) |
GEMFOREX(ゲムフォレックス)
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|---|---|
| 最大レバレッジ | 1,000倍 |
| 最低取引通貨枚数 | 1,000通貨 |
| ロスカット水準 | 証拠金維持率が50%を下回った場合マージンコール、証拠金維持率が20％以下 |
| 同一口座内の両建て | ◯ |
| 複数口座間の両建て | × |
| 異業者間の両建て | × |
海外FXの両建てまとめ
本記事では、リスクヘッジをしながらも、工夫次第で利益を稼ぐことができる両建てについて解説しました。
両建ては簡単にリスクを抑えられるように見えますが、逆に利益を出すのが難しいとも言えます。
取引きでは為替以外にも取引コストやロスカットなど、気にしなければいけないポイントも多いです。
リスクを減らすという点だけを考えているのであれば、初心者にはおすすめできない手法です。
また同じ口座以外で両建てを禁止している業者も多いので、実際に両建てするときは業者のルールを事前に確認しておきましょう。
なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
