海外FXの証拠金維持率とは?ロスカットを抑える方法も合わせて解説

FX 海外FXの証拠金維持率とは?ロスカットを抑える方法も合わせて解説

この記事を読んでいる方は、

  • 海外FXの証拠金維持率について知りたい
  • 海外FXのロスカットを抑える方法を知りたい
  • ロスカット率の相場を知りたい

上記のようにお考えではないでしょうか。

この記事では、海外FXの証拠金維持率やロスカットの概要、強制ロスカットを防ぐ方法について解説します。

なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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証拠金維持率とは

証拠金維持率 とは

証拠金維持率について、以下の概要を開設していきます。

  • 証拠金維持率の仕組み
  • 証拠金維持率の計算方法

FXトレードをおこなっているものの、証拠金維持率についてよく理解できていないトレーダーの人は、参考にしてみてください。

証拠金維持率の仕組み

証拠金維持率とは、現在のトレードのポジションに対し、口座金額の余裕度合いを示した数値を指します。

FX市場は秒単位で値動きが発生するため、今のポジションの良し悪しと口座残高の把握は、トレードで利益を出すために重要です。

そのため、証拠金維持率を常に把握しておくことで、現状のトレードの質を理解でき、効果的な取引が可能となります。

また、証拠金維持率が過剰に低くなると、強制ロスカットが自動的におこなわれる可能性があるため注意しましょう。

証拠金維持率を高い状態でキープする方法には、口座への追加入金などがあるため、理解しておくと今後のトレードの役立ちます。

証拠金維持率の計算方法

証拠金維持率は、有効証拠金÷必要証拠金×100で導き出せます。

有効証拠金とは、トレードで使用できる証拠金の合計を指します。

必要証拠金は、トレードで1通貨あたりに必要な証拠金です。

必要証拠金を導き方として、たとえばレバレッジが25倍の口座に10万円を入金したとします。

この場合、ドル円相場が1ドル100円のケースで考えると、運用する金額は1,000万円です。

レバレッジが1000倍のため、10万円×1/25=4,000円が必要証拠金となります。

頭で理解するのにはやや時間がかかるため、証拠金維持率を導き出す際に参考になるようにメモしておきましょう。

強制ロスカットとは

強制ロスカット とは

強制ロスカットについて、以下のポイントから解説していきます。

  • 強制ロスカットの概要
  • 海外FXと国内FXとの違い
  • ロスカットとマージンコールの違い

強制ロスカットの理解は、安全にトレードを進める上で重要です。

トレード初心者の人はとくに理解を深めておきましょう。

強制ロスカットの概要

強制ロスカットは、損を回避するために強制的におこなわれる仕組みです。

証拠金維持率が基準を下回り低くなると、現状のポジションで自動的に決済されます。

そのため、トレーダーは市場の動きが悪くなってきたと感じた際は、自身の証拠金維持率がどのくらいなのか把握しておくのが重要です。

とくに長期的なトレードをしている人は、常に証拠金維持率を把握しておくことで、強制ロスカット前に自身で決済の判断ができます。

強制ロスカットは損を出さないための優れたシステムですが、なるべく引き起こさないようにトレードをおこないましょう。

海外FXと国内FXとの違い

強制ロスカットが実行される具体的な数値として、海外FXの場合は証拠金維持率が50%以下で基準が設定されているケースが多いです。

国内のFX業者の場合は、100%ほどで設定されています。

証拠金維持率の基準が低ければ、自分の意志でトレードを継続できる期間が長くなります。

そのため、長期的なトレードを検討しており、かつFXトレードに慣れている熟練トレーダーは、海外FXの利用がおすすめです。

対して、まだトレードを始めたばかりの初心者は、決済のタイミングを掴めていない場合、損を大きく出さないように国内FXの利用を推奨します。

まだFX口座を開設してない人は、業者選びの判断軸として証拠金維持率の許容範囲を1つの参考にすると良いでしょう。

ロスカットとマージンコールの違い

ロスカットと併用して使用される言葉に、マージンコールがあります。

マージンコールとは、ロスカットが起きる前に事前に知らせてくれるアラームです。

たとえば、海外FXで強制ロスカットが実行される証拠金維持率の水準が20%の場合、50%付近でマージンコールがされます。

事前に強制ロスカットのリスクを把握できるのが、マージンコールの大きなメリットです。

また、マージンコールが実行されるタイミングは、FX業者によって異ります。

実行されるタイミングが早いFX業者の方が、リスクを許容したトレードをおこなえるのでおすすめです。

海外FXのロスカット率の相場

海外FX ロスカット率 相場

海外FX業者の場合、ロスカット率は50%以下に抑えられているところが多いです。

実際に有名な海外FX業者を調査してみると、以下のように証拠金維持率が20%で設定されているケースがほとんどです。

  • XM:20%
  • GEMFOREX:20%
  • DealFX:20%
  • Tradeview:100%

また、マージンコールも50%程度で設定されている業者が多い実態となっています。

そのため、長期的にポジションを取るのが可能であり、かつ安全圏でマージンコールを実行してくれるのが海外FXの優れた点といえるでしょう。

海外FXで強制ロスカットを防ぐ方法

海外FX 強制ロスカット 防ぐ

海外FXで強制ロスカットを防ぎたい場合は、以下の方法を検討しましょう。

  • 証拠金維持率とレバレッジを見直す
  • マージンコールは必ず確認する
  • 不要なポジションを持たない
  • 両建てをする
  • 追加入金を検討する
  • 逆指値を設定する

それぞれの対策法について解説していきます。

証拠金維持率とレバレッジを見直す

証拠金維持率が低くなると、強制ロスカットの可能性が高まるため、定期的な見直しが必要です。

意図的に証拠金維持率を上げる方法として、追加入金があります。

追加入金により、口座の余裕が生まれるため、ロスカットのリスクを防げます。

また、現状のポジションの一部を決済することでも証拠金維持率を上げられるため、頭に入れておくと便利です。

加えて、同時にレバレッジも見直すようにしましょう。

レバレッジが大きい場合、市場が好転すれば大きな利益を獲得できますが、想定よりも悪い方向に動いた場合、リスクが高くなります。

証拠金維持率の計算式に含まれている必要証拠金は、レバレッジの数値が大きく関係しています。

証拠金維持率を高い水準で維持するために、定期的なレバレッジ見直しの検討も忘れないようにしましょう。

マージンコールは必ず確認する

マージンコールは、証拠金維持率が低下しているときにアラートとして通知されるため、見落とさないようにしましょう。

実行された際は、一度慎重にトレードを確認し、取引内容の見直しをするのがおすすめです。

また、通知を見落とさないように、よく使用するメールアドレスに届くように設定しておきましょう。

マージンコールが実行されたときに、追加入金や一部決済をおこなうのも証拠金維持率を上げるための手段の1つです。

不要なポジションを持たない

不要なポジションを持たないようにするのも、安定した取引を継続する上で重要です。

長期的なトレーダーの中で、長い目で見て値上がりすると予測し、損を出している状態のポジションの取引を継続している人は少なくないでしょう。

値上がりする根拠がないポジションを持っていると、損益が膨れ上がり、強制ロスカットが執行されるリスクが高まります。

ときには損切りも覚悟した上で、不要なポジションは持たないように心掛けましょう。

両建てをする

FXで両建てした場合、強制ロスカットの確率は低くなります。

両建てとは、買いと売りのポジションの両方をとる手法です。

両方のポジションをもつことで損失が固定されるため、証拠金維持率の変動を抑えられます。

同時に、強制ロスカットのリスクも抑えられるため、値動きが激しい市場での両建ては効果的です。

そのため、トレード初心者の人は最初から両建てのポジションをとっておくと安全に取引ができます。

注意点として、XMでは同じ口座内でかつ同じ通貨での両建てのみ許可されているなど、両建て取引にはルールが存在します。

具体的にXMで禁止されている両建て取引は以下のとおりです。

  • 複数人での両建て取引
  • XMで複数口座を使った両建て取引
  • XMと他業者を併用した両建て取引

規約に違反した場合、口座凍結などのペナルティが執行されるため、事前に禁止行為について確認しておきましょう。

追加入金を検討する

追加入金によって、証拠金維持率を一時的に高めてロスカットを回避することが可能です。

ただし、あくまでその場しのぎの手段であるため、マージンコールが執行されたタイミングで、今後の取引について慎重に検討する必要があります。

また、強制ロスカットを防ぐための手段として追加入金を複数のポジションで繰り返すと、経済的なダメージやリスクが大きくなってしまいます。

追加入金はあくまで緊急処置だと捉え、マージンコールのタイミングで判断するようにしましょう。

逆指値を設定する

逆指値注文を設定しておくのも、強制ロスカットの防止に効果的です。

逆指値注文とは、「このレートより高くなったら買う」「このレートより低くなったら売る」といったように、指定したレートに達した際に実行される注文方法です。

あらかじめリスクを許容し、逆指値注文でレートの暴落に備えておくことで、強制ロスカットが執行される前に決済ができます。

事前に売るレートを設定することで大きな利益の獲得は困難ですが、リスクを抑えた取引が可能です。

初心者トレーダーは検討をおすすめします。

まとめ:海外FXの証拠金維持率・ロスカット

海外FX 証拠金維持率 ロスカット

今回は、海外FXの証拠金維持率やロスカットの概要、強制ロスカットを防ぐ方法について解説しました。

海外FXで取引する際、証拠金維持率やロスカットの概要について理解を深めておくことで、トレードの自由度を広げたり、未然にリスクを防ぐのが可能です。

FX業者によって、強制ロスカットが執行される基準は異なります。

まだ口座を開設していない人は、今回紹介した業者ごとの強制ロスカットが執行される証拠金維持率のパーセンテージを確認し、業者選びの参考にしてみてください。

また、強制ロスカットを防ぐ方法も頭に入れておくと、トレードの幅が広がります。

とくに初心者トレーダーは、リスクを許容した安全な取引をおこなうために認識しておきましょう。

なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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