投資を始めた頃は購入した仮想通貨に未来を感じたり、価格の上昇を期待したりと誰でもポジティブな気持ちだったのではないでしょうか?
実際にトレードを開始してみると、期待して始めた時のギャップを感じている方も多いでしょう。
自己責任で選んだ銘柄とはいえ、その価格が自分の資金の増減に直結しています。
よく投資はメンタルが大事と言いますが、正直なところどのように維持していけばいいのか?という壁を感じてしまいますね。
長く投資歴を持つトレーダーはどのようにしてメンタルを維持し、冷静な判断を下すことができるのでしょう。
もともと精神が強い人ばかりが生き残っているようでもないですね。
誰しもが感じる不安心理を経験しているからこそ、相場を読み解く力を身につけることができるのです。
投資を行う上で重要なメンタルに関わる要因について知識を広げていきましょう。
今回はトレードの戦術に利用される人間の感情、「FUD」と「FOMO」について紹介していきます。
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知らないと損する仮想通貨の心理的要因とは?
仮想通貨の価格は夜中も夜明けも関係なく予想と反した動きを見せることもあります。
仮想通貨の投資は特に「心理的要因」が深く関わっていることで、昼夜問わず情報を追いかけなくてはなりません。
状況によっては、ポジションをどうするかという決断の連続に追われてしまいます。
ツィッターでよく見かける「FUD」と「FOMO」というワードは投資の世界に限らず、欲と恐怖の代名詞として日常の生活に存在しています。
仮想通貨の投資では損失を引き起こす不安心理として知られていますが、一体どのような場面で使われることが多いのでしょうか?
人間だからこそ持つ感情が投資に利用されるケースも多いのです。
誰でも陥る感情をコントロールできれば、過剰に反応することはありません。そのキーワードを握るFUDについて解説していきます。
私達の生活に密接に関わっていたFUDとは?
そもそもFUDという言葉は消費者や民衆の不安や不確かさ、疑念を煽って企業の目的を達成する為のマーケティング手法で利用されたのが由来になっています。
Fear (不安)、Uncertainty(不確かさ)、Doubt(疑念)の頭文字をとって、ファッドとかそのままエフ・ユー・ディーと呼ばれています。
例えば競争が激しい業界で新商品を巡り、ライバル企業があえて他企業の評判を落とすような戦略で利用されています。
確かな情報がまだ出回ってないことを逆手にとって、新しい商品だから何かリスクがあるかもしれないといった消費者の不安を煽るのです。
つまり悪い印象を与えておいて、憶測で消費者を意図的に誘導しているのです。
当然その消費者の心理はリスクの少ない方に動くので、この戦略がライバル会社の売り上げに密接に繋がっていきます。
倫理に反してると感じる方もいると思いますが、こうした手法は昔から存在しています。
つい私達が左右されやすい口コミや他者との比較広告等が当たり前にあって、特に珍しいことではありません。
では仮想通貨市場では、どのような場面で起こるのでしょうか?
通貨に与える影響は短期!?FUDがもたらす価格の変動とは
実際に仮想通貨の市場で起きた大きなFUDは国内ではコインチェックのNEM流失事件です。
現在ではマネックスに無事に買収されたコインチェックですが、事件後にコインチェックが破綻するという噂がネット中を駆け巡りました。
詳細はCoinCheck(コインチェック)が580億円分のNEMコインを盗まれユーザー大混乱はこちら。
正式な発表もないまま、コインチェックからの補償はないといった憶測が事実として広まってしまいましたね。
このネガティブなニュースが流れている中でも、価格変動を利用して利益を出したトレーダーもいます。
こういった取引所関連のFUDもあれば、現在よく話題に上がる規制のFUDに遭遇しますね。
規制の対象として仮想通貨の名が挙がると一気に市場が冷え込んでしまった時期もありましたが、規制自体は消費者保護を目的とした内容もあります。
規制自体が仮想通貨の価値をなくすために強化されるのではないことをよく理解しておけば、内容を確認せずにコインを投げ売ることはないでしょう。
その他にも意図しなくとも、有名人や影響力のある人物の発言がFUDを引き起こしてしまった事例もあります。
こういったFUDによる価格変動は短期的なものが多く、繰り返しパターン化して起きていて過敏に反応することはありません。
慣れてくると冷静に情報を集めるとか、正式な発表まで少し待ってみるといった判断が身についてきます。
初心者が落ち入りやすい投資の落とし穴とは?
投資の世界では相場操縦が可能なクジラと呼ばれる集団や投資家の存在を知っておくことが大事です。
彼らは豊富な資金力でいわゆる大量買いをしてチャートを上昇させることも、その反対のこともできてしまうのです。
このクジラの存在を意識しておかないと、投資における慎重さを欠いて彼らの餌食になってしまう場合もあります。
クジラは価格が安い時に仕込んでおいて、ポジティブな情報を流して高騰した時に一気に売り抜けるというものです。
よくICOが盛んに行われた時期に起こり、価格の急な上昇がチャートに現れるので投資家達の目に止まります。
ICOについて詳しく知りたい方はICO(Initial Coin Offering)とは?ICOの目的や内容について詳しく解説をご覧ください。
その時の投資家達の心理にFOMO(フォーモー)が起きていたことは言うまでもありません。
投資家達の間に起きたFOMOとは、一体どんな心理状態なのでしょうか?
人為的な価格操作で起きるFOMOとは?
価格が上昇し始めたコインに、今後爆上げが起きそうという期待買いが集まります。
クジラ達が人為的に価格を上げたコインがさらに急騰します。
その後に何が起きるかというと、予想通りに売られてしまい史上最高値で購入した投資家達は損失を被ってしまいます。
このように投資家達のFOMO(上昇を逃すかもしれない恐怖)を利用した価格操作が過去にいくつかありました。
Fear of missing out 「取り残されることへの恐れ」とも訳します。
この言葉はインターネットが普及した頃に使われ始めました。
最新情報に触れ続けていないと、成功のチャンスを逃してしまうかもしれない恐怖を感じることです。
まさに上昇トレンドに乗らないと大きな利益を生むチャンスから取り残されてしまうという投資家達の心理をついていますね。
仮想通貨の投資には最新の情報を集めることが前提にあるので、この心理状態になりやすいともいえるでしょう。
ではどうやって機会損失に対する心理状態から打破できるのでしょう。
投資家達はFOMOから脱することができるのか?
FOMOが起きてしまう原因として、あらかじめ投資をするコインの対象と利確と損切りが明確でないのが理由にあります。
なんとなく上がりそうだからと飛びついてしまうと思わぬ結果になってしまうことがあります。
投資にかけられる資金の金額を自分でしっかり決めて、そのルールに従っていくことが必要でしょう。
今まで詐欺ICOでも資金調達が短期間で成功していたのは、FOMOが要因だったともいえるのではないでしょうか?
仮想通貨のSCAM(詐欺)に引っ掛からない方法にて仮想通貨の詐欺(SCAM)について詳述してありますのでご参照ください。
今後は規制の強化でこういったことは解消に近づくとは思いますが、市場には価格を変動させる大きな存在がいることを念頭に入れておきましょう。
投資は少ない金額で始めて様子を見てみることもできますし、ストレスフリーに積立で増やしていくという方法もあります。
仮想通貨はまだ普及が始まる入り口の段階で、新たな市場をまだ誰も目にしてはいません。
否定的なニュースがあったとしても、ブロックチェーンが途切れることなく続いてきた事実と歴史は変わらないのです。
今後の展開を楽しみにマイペースで投資を続けていきましょう。
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