この記事を読んでいるあなたは、
- 海外FXのメリット・デメリットを知りたい
- 海外FXと国内FXの違いを知りたい
- 海外FXの注意点を知りたい
上記のように考えているかもしれません。
今回は、そんなあなたに向けて「海外FXのメリット・デメリットや国内FXとの違い、注意点」などをお伝えしていきます。
特におすすめな海外FX業者は以下の3つなので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FX業者名 | 特徴 | 公式サイト |
---|---|---|
| 公式サイト | |
| 公式サイト | |
| 公式サイト |
なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
海外FXとは
海外FXとは、本社が海外にあるFX業者で取引をおこなうFXのことです。
海外FX | 本社が海外にあるFX業者で取引をおこなうFX |
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国内FX |
|
海外FXと国内FXの違いは、大きく以下のようになります。
- 海外FXは国内業者よりもハイレバレッジでの取り引きが可能
- 海外FX業者の多くがゼロカットシステムを採用
- 国内FXで得た利益には申告分離課税
- 海外FXで得た利益には累進課税
- 日本国内の国内FX業者は、信託保全が義務化
- 海外FX業者はこの信託保全をおこなっていない業者がある
それぞれの特徴を把握した上で、取引業者を選ぶのが重要です。
海外FXのメリット
海外FXのメリットを解説します。
解説するメリットは7つです。
- 国内業者よりもハイレバレッジで取引可能
- ゼロカットシステムを採用している業者が多い
- 1万円からでも始められる
- ボーナスやキャッシュバックが豊富
- 取引ツール(MT4・MT5)が使える
- 約定拒否がない
- ロスカットの基準が低い
国内業者よりもハイレバレッジで取引可能
海外FXは国内業者よりも、ハイレバレッジで取引が可能です。
まずはレバレッジとは何かを解説します。
レバレッジとは自分が持っている資金以上の取引額で、投資をおこなえる仕組みです。
少額の資金しかない場合でも、レバレッジを使って、チャンスを活かせば大きな利益を狙えます。
レバレッジには、レバレッジとハイレバレッジの2種類があります。
レバレッジ | 自分の資金から25倍までのレバレッジ理引 |
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ハイレバレッジ | 自分の資金から数百倍、数千倍のレバレッジ取引 |
ハイレバレッジでは、レバレッジよりも何十倍も多くの資金を動かせます。
海外FXは国内業者よりも、少ない資金で大きな利益をあげられるチャンスがある点がメリットのひとつです。
ゼロカットシステムを採用している業者が多い
海外FXはゼロカットシステムを採用している業者が多いため、借金のリスクを気にすることなく、ハイレバレッジ取引をおこなえます。
ゼロカットシステムとは、国内FX業者が採用している追証の代わりのようなシステムです。
なのでまずは、追従について解説します。
追証は「追加証拠金」の略称です。
FX業者が定めている証拠金維持率より損失が下回ったり、自分が持っている資金より多くの損失が出たりしたときに発生します。
国内FXで追証が発生する理由は、日本の法律によって損失の補填は禁止されているからです。
この法律によってFX業者は、利用者の損失額を負担することがなくなります。
しかしゼロカットシステムは、その真逆です。
海外に本社がある海外FXは、追証でなくても構いません。
ゼロカットシステムは、大きな損失が発生してしまった場合に、FX業者が、その損失分を負担するシステムです。
借金のリスクを気にすることなく、先述したハイレバレッジ取引をおこなうことも可能です。
1万円からでも始められる
海外FXは1万円からの少額の資金でもはじめられます。
理由は、先ほど解説したハイレバレッジ取引ができるからです。
少額から気軽にはじめられる点は、メリットのひとつです。
ボーナスやキャッシュバックが豊富
海外FXは国内FXに比べて、ボーナスやキャシュバックが豊富な場合が多いです。
海外FX業者の例 |
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国内FX業者の例 |
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例えばXMという海外FX業者のボーナスは以下のものです。
新規口座開設ボーナス |
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入金ボーナス |
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ロイヤルティプログラム(取り引き)ボーナス |
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これだけのボーナスがXMでは誰でももらえます。
このようなボーナスは海外FXでは珍しいものではありません。
ただ、注意点として、海外FXでもらえるボーナスには、現金化できないものがあるという点です。
具体例として紹介したXMのボーナスも、新規口座開設ボーナスと入金ボーナスは現金化することができません。
ボーナスはあくまでも取り引き専用という扱いになっています。
豊富なボーナスを狙って海外FXをはじめるのであれば、その業者が配布しているボーナスが現金化できるのか、どのようなシステムなのかは確認しとておく必要があります。
取引ツール(MT4・MT5)が使える
海外FXでは、共通の取引ツールであるMT4・MT5が使えます。
MT4・MT5は、世界で最先端の取引ツールです。
最先端の取引ツールを使えるということは、国内FXよりも優位に取引をおこなえるということにつながります。
約定拒否がない
海外FXには約定拒否がありません。
約定拒否とは、相場急変時に注文が弾かれてしまう現象のことです。
国内FX業者が多く採用しているDD方式では、相場が急変したときに約定拒否によって、損切り決済をしたくても注文が弾かれてしまい、大きな借金を背負うことになりかねません。
海外FXではNDD方式が採用されているため、約定拒否がありません。
そのため、大きな損失を最小限に抑えられます。
ロスカットの基準が低い
ロスカットとは、証拠金維持率が一定以下になった場合に、決済を強制的におこなうことで、損失を確定させるシステムです。
会社にもよりますが、海外FX業者は国内FX業者よりもロスカットの基準が低いことがほとんどです。
基準が低い会社ほど、長くポジション持ち続けることができるため、利益を出せるチャンスを待てます。
あまりポジションを持ち続けてしまうと、損をしてしまうこともありますが、長く利益を出せるチャンスを待てることは海外FXのメリットのひとつです。
海外FXのデメリット
海外FXのデメリットを解説します。
解説するメリットは5つです。
- 累進課税で税金が高くなる
- 出金に時間がかかる上に手数料が高い
- スプレッドが広がることもある
- 金融庁の認可を受けていない業者がある
- 信託保全が無い業者がある
累進課税で税金が高くなる
海外FXと国内FXでは、課税制度が異なります。
海外FX | 累進課税 |
---|---|
国内FX | 申告分離課税 |
海外FXで利益を得た場合には給料などと同じく、住民税は10%固定ですが、所得額に応じて税率は5%〜45%の7段階に分かれた累進課税が課せられます。
所得額 | 所得税率 | 控除額 | 住民税 |
---|---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 | 10% |
195万円を超え330万円以下 | 10% | 9万7,500円 | 10% |
330万円を超え695万円以下 | 20% | 42万7,500円 | 10% |
695万円を超え900万円以下 | 23% | 63万6,000円 | 10% |
900万円を超え1,800万円以下 | 33% | 153万6,000円 | 10% |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 279万6,000円 | 10% |
4,000万円超え | 45% | 479万6,000円 | 10% |
国内FXには、税率が優遇されている申告分離課税が適用されるため、海外FXの方が税金が高くなることはデメリットのひとつです。
出金に時間がかかる上に手数料が高い
海外FXの口座からの出金は、出金するように指示を出してから、その会社の約5~7営業日程度の時間がかかります。
また海外送金になるため、手数料が差し引かれるタイミングが複数回存在するため、必然的に手数料が高くなります。
最大で3回は手数料が徴収される可能性があるため、気になる人は自分が利用を考えている海外FX業者に確認しておくことをおすすめします。
スプレッドが広がることもある
スプレッドとは、売値と買値の差額です。
例えばドル/円のレートでいうと、買値1ドル=100.30円、売値1ドル=100円のとき、スプレッドは売値と買値の差であるため、100.30円-100円=0.3円という計算式です。
このスプレッドの値が大きくなればなるほど、一度の取引にかかる取引手数料が高くなります。
海外FXの場合、為替レートの影響から、スプレッドが広がることもあるため、注意が必要です。
金融庁の認可を受けていない業者がある
海外FXは、会社の実態がつかみにくいため、金融庁の許可を受けていない会社があるので、注意しなければいけません。
金融庁の許可を受けていない業者を見抜く方法は以下の6つです。
- 会社の所在地・連絡先がホームページに記載されているかチェックする
- 組織構成を確認する
- グループ会社を含めた金融ライセンスを確認する
- 分別管理を徹底している業者を選択する
- 自主的に保険や組合に加入している業者を選択する
- ネットの評判を調査する
信託保全が無い業者がある
海外FX業者には、国内FX業者のように信託保全が義務化されていません。
そのため、万が一業者が破綻してしまったときに、海外FXでは資金を全額返金してもらえないことがあります。
海外FX業者と国内FX業者の違い
海外FX業者と国内FX業者の違いを解説します。
解説する違いは下記の3つです。
- 取引量
- スプレッド
- 安全性
取引量
海外FX業者の取引量は、国内FX業者よりも少ないです。
国内FXの取引量は、国内TOP5の業者だけで世界全体の取引量の7割を占めています。
理由は、
- 知っている名前の業者であるため安心
- 日本語でサポートを受けられる
などが考えられるでしょう。
海外FXはメリットも多いのですが、取引している人は少数派と言えます。
スプレッド
海外FX業者と国内FX業者では、スプレッドに採用されている主な方式が異なります。
海外FX業者 | DD方式 |
---|---|
国内FX業者 | NDD方式 |
DD方式はスプレッドが小さいため、チャンスを待てるタイミングが減ります。
NDD方式は、世界標準のスプレッド方式です。
直接金融機関と取引をおこなえるため、スピード感や約定力が人気です。
安全性
損失面に注目すると、国内FX業者よりも海外FX業者の方が安全に取引できます。
理由としては、海外FXではゼロカットシステムが採用されているからです。
ゼロカットシステムとは、相場の急変によって口座の残高より多くの損失が出てしまった場合に、FX業者が負担してくれる仕組みを言います。
大きな借金を背負わずに取引ができることは、海外FXの大きなメリットのひとつです。
海外FXの注意点
海外FXには注意しなければいけない点も、もちろん存在します。
解説する海外FXの注意点は3つです。
- ライセンスを取得していない業者もある
- ハイレバレッジですぐにショートすることも
- トラブル(出金拒否や口座凍結)が発生することも
ライセンスを取得していない業者もある
名前を知られている海外FX業者は、ほとんどがライセンスを取得した上で運営されています。
しかし、中にはライセンスを取得することなく運営をしている業者があることも事実です。
ライセンスを取得していない会社で取引をしてしまうと、出金できずにお金を盗まれてしまうことがあるので注意が必要です。
ハイレバレッジですぐにショートすることも
ハイレバレッジは海外FXのメリットのひとつではありますが、リスクも存在します。
何度も負けが続いてしまうと、一瞬で資金が尽きてしまうこともありえます。
ハイレバレッジで取引をおこなう際には、慎重に資金運用をおこないましょう。
トラブル(出金拒否や口座凍結)が発生することも
海外FX業者には出金拒否をおこなう会社が実在します。
お得なボーナスやキャンペーンを餌に、お金を盗んでいく会社があるので注意しましょう。
また海外FX業者には信託保全が義務化されていないため、万が一取引をしている会社が倒産してしまった場合には、口座が凍結されてお金が戻ってこないこともありえます。
海外FXのメリット・デメリット、リスクまとめ
今回は「海外FXのメリット・デメリットや国内FXとの違い、注意点」について解説しました。
海外FXは大きく稼げるチャンスがありますが、当然リスクも存在します。
興味がある、はじめたいと思っている人は、まずはFXについて学んでからはじめることをおすすめします。
海外FX業者の中には悪徳な会社も存在するため、騙されないように知識を持っていることが必要です。
デメリットもある海外FXですが、国内FXに比べると大きな魅力がいくつも存在していることも事実です。
海外FXと国内FXのどちらでFXをはじめるかは、どちらのメリットもデメリットも把握した上で選んでください。
なお、以下の記事でおすすめの海外FX業者のランキングを紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。